子どもは「小さな大人」である。というフランスらしい
絵探し絵本だと思います。
美術教育の導入に、鑑賞力を伸ばすためという
目的がある絵本です。
細かい部分を探すことで、「ディティール」について学ぶことができます。
こどもはまだ8才なので、単純ですが、この「ディティール」という言葉の
響きは気に入ったようです。
この青い本は、歴史と物語をテーマにした絵画が紹介されています。
世界さまざまな絵です。そして宗教や戦争についてなど
すこし重いテーマの絵が多いです。
だから正直なところ、裸の女性やグロテスクな絵などは少し
怖がってしまいました。
細かいところを探す絵本なので、どうしても
見たくないディティールも目に入ってしまいます。
フランス発信の絵本ですから、子どもがみること、
そこは気にせずに作られた絵本なのかもしれません。
そこはフランスらしい本だなと思いました。
この青の本は日本では、高学年や中学生以上、美術鑑賞や
世界の歴史について学んだ子が読むといいかと思います。