ヘアドネーションとは、
病気などで髪が生えてこない子どものために、
31センチ以上の髪の毛を寄付する活動。
一人分のウィッグを作るのに、30人分の髪の毛が必要で、
今現在髪の毛が足りず、
ウィッグを待っている子供たちが全国にたくさんいるのです。
1年くらい前にネットでヘアドネーションの記事を読み、
私自身もヘアドネーションをしてみようと現在伸ばしています。
この本では、
ヘアドネーションを始めた美容師さんへの取材、
髪を寄付した人への取材、
そして髪を受け取ったあとのウィッグを作る過程や、
ウィッグを受け取った子への取材。
まさに髪がつなぐ物語が、丁寧に書かれています。
髪を伸ばして寄付した子のなかには、
小学生の男の子もいて、
彼の芯の強さには涙が出そうになりました。
何事も知ることが大事。
知ったときに、自分には何ができるのかなと行動に移す人が増えていくことを願います。
小学校高学年くらいから読めます。