この絵本にでてくるオーロラの国とは、北欧の北部ラップランドと呼ばれる地域のことです。ここに住む先住民サーミの人たちの暮らしを描き紹介されています。
サーミの人々は、たくさんのトナカイたちと極寒の中で生きる遊牧民です。こちらでは、主に厳しく暗い冬から春にかけての生活を紹介されています。
お話の中で、
“炎のシーツのようなオーロラ”
“太陽が、雪をすっかりなめつくして”
という表現があるのですが、その部分が日本とは別世界を思わせ、北欧独特の雰囲気にゾクゾクしました。
サーミの昔話ではなく、暮らしを絵本にしているところが、旅行に行ったような気分になり最高でした。