ロバのシルベスターは、赤く光る小石を見つけ、それを手に取って願い事をすると、その願いがかなうことに気づきます。願い事を考えているときにライオンに出会い、とっさのあまり”岩になりたい”と願ってしまうのです。ライオンからは逃れられたものの、岩には手がないので落ちている小石を拾って元に戻ることが出来ません。お父さんお母さんも戻らないシルベスターを心配し、シルベスターも両親が恋しくてたまりません。そして年月が過ぎ・・・・
親が子供を思う気持ち、子供が親を恋しく思う気持ち、家族の絆と愛情をたっぷりと味わうことが出来る絵本です。無くしてみて改めて大事に思える家族、素敵ですよね。