アメリカで最も愛されている絵本作家のひとり。
アメリカ人の心を表現する絵と言われていて、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターに使われています。
コルデコット賞オナー賞受賞作家。
園芸家としても知られており、何と30万坪の土地に住み、そのスローライフは日本でも注目されていて、書籍も沢山あります。
この作品は、1939年の初期作品ですが、2001年から復刻された一連の作品のひとつ。
お話は、女の子のシルヴィー・アンが、散歩に行くシーンから始まります。
そのお供の一羽が、がちょうのアレキサンダーなのです。
のどかな農園風景と、アレキサンダーの憎めないキャラクターが最高です。
アレキサンダーの心の描写がところどころ出てくるのですが、自分の都合の良いように考えるところなんかは、誰かにそっくりと思うことでしょう。
70年も前の作品なのですが、とても心をゆったりとさせてくれる作品です。
少し文章は長いですが、飽きないで読み聞かせが出来るストーリーだと思います。
安心してオススメできる絵本です。