主人公の女の子は、魔法使いに憧れています。
月夜の晩、女の子は屋根裏部屋で手紙を見つけました。
それはお城からの、魔法のパーティへの招待状でした。
女の子は、お城の中で階を上がるごとに魔法使いの姿になっていきます。
お洋服も髪型も靴下も、それからほうきも手に入れて、上へ上へと上がっていきます。
パーティ会場は、10階です。
全てを揃えた女の子は、みんなから祝福されて参加します。
女の子なら一度は着てみたい洋服や使ってみたい魔法の道具が、絵本のいたるところにちりばめられています。
ページをめくるごとに魔法使いらしくなっていく女の子の姿に、目を奪われます。
読んでいる私も、一度でいいからこういう格好がしてみたかった、と思いました。