デイビッド・シャノンで真っ先に思い浮かぶのは、「あめふりのおおさわぎ」です。
この作品は、「あめふりのおおさわぎ」に通じるものがあって、やはり何と言っても迫力のある絵が健在です。
クリスマスの時に家に飾りつけするイルミネーションを極限まで大きくしてしまったメリウェザーさんのお話です。
実際に、クリスマスのイルミネーションって、日本でもかなり大掛かりなものがあるし、昨年は外国で裁判になって撤去する判決が出た記憶もあります。
しかし、電気を使用し過ぎるので、町全体が暗くなったり外部からの見物客が大勢来たりと、周りの人の迷惑を全く理解出来ていないというのは困りもの。
それも全く悪気がないのですから、取り扱いには苦労しますよね。
確かに、こういう性格の人っているけど、かなり対応に苦慮してしまいます。
でも、さすがデイビッド・シャノンです。
上手に落しどころを設定して、メデタシメデタシで終わるのですが、素晴らしい結末だと思いました。
欲を言えば、もう少し大判の絵本で、迫力のある絵を見たかったというところでしょうか。