日本の図書ですが、洋書に区分される絵本のようです。
宮沢賢治の童話です。
それを英訳したアーサー・ビナードさんの力の大きさでしょうか。
山村浩二さんが謎めいてファンタジックな世界を繰り広げています。
絵には登場しませんがカワセミは17cm位の小さな鳥です。
大きな存在感を示した魚もやまなしも、実は小さなものだと思います。
そうするとさらに小さいかにたちにとって、不思議な生きものとして話題になるクラムボンは、プランクトンであったりアメンボであったり泡であったりするのでしょうか。
哲学的な寓話の中に身を置いてみると、ちっぽけな自分を包む世界で起こることの大きさを考えさせられます。
色々に味わいのあるこの絵本の空間設定は素晴らしいと感じました。