春キャベツって美味しいよな〜、なんて食いしん坊の私は思いながら手に取った作品です。
表紙絵を見て、ビックリ!
やまわき先生は、子供心を本当に理解していらっしゃるな〜と思いました。
キャベツの葉っぱを一枚剥いで、帽子にしてしまうこどもの可愛らしい発想。
実は、私も幼い頃可愛らしくはありませんでしたが(笑)、キャベツ帽子をした事があるんです。
母親が笑いながら「食べ物で遊んじゃいけないよ〜」と言いつつも、私に一枚帽子としてくれました。
主人公のゆうこちゃんが、畑の傍を歩いていてもらった大きなキャベツ。
お家へ持って帰る道すがら、お日様が照ってきたので、葉っぱを一枚剥いで帽子代わりにかぶります。
途中であったお友だちに一枚、また一枚と葉っぱをあげてキャベツ帽子をかぶった子達がたくさん。
おそろいの帽子で“おおかみおに”をしていたらおおかみが、・・・。
ここから、ちょっとドキドキでしたが、お子さんも安心するエンディングへ。
みんな持ち帰ったキャベツ帽子をお家の人と食べている様子もほのぼの。
そして、おおかみくんが可愛い〜♪
みんなと一緒に遊べて良かったね〜。
ゆうこちゃんは、大人になってもロールキャベツを見るとこの素敵な日のことを思い出すでしょうねぇ〜。