小学校の頃、教科書で出会った物語でとても懐かしいです!
年老いたサーカスのライオン、じんざ。
友達になった男の子のアパートが火事になり、自分の命を懸けて火の中に飛び込みます。
最後の力を振り絞って向かって行くじんざの姿に、火の輪くぐりをしていたライオンのプライドや、友達を助けるという気持ちの強さをびしびしと感じました。
じんざの守ったもの、友達の命、友情、サーカスのライオンとしての誇り。
この物語を読んだ子供の頃、じんざのような気持ちを持てたらすごいなぁ、と子供ながらに感心した事を覚えています。
絵も落ち着いているので、自分で文字が読めるようになった頃、渡してあげたい一冊です。(今も教科書にあるのかな?)