本編を読む前に息子が図書館で借りてきました。オオカミは眼鏡をかけて蝶ネクタイのスタイルのなのでインテリ風。おばあちゃんにケーキを作ろうとするオオカミ。その中にうさぎの耳が入っているのが、受つけがたかったです。
加害者の言い分もよく聞いて、両方の面から判断すべきというメッセージなのでしょうが、死骸になったブタを食べてしまっているので、被害者のブタの声は聞けないですよね。オオカミに都合の良い話に仕上がっているとも言えなくもない。
確かに報道というのは、ある1つの論調に向かうことが多く気をつけなくてはいけないとは思います。ただこの本を読んでもオオカミにすべて同情できるかというとそうでもなく、読者の心に一石を投じるという意味はあると感じますが、読後感すっきりしない感じが残りました。