絵本を読み終えたとき、自分と娘が同じ立場になったらどうするだろう、と深く考えてしまいました。
皇帝がお世継ぎ選びのために、国中のこどもたちに花の種を与えます。
種を大切に育て、1年後見せに来るようにとのことです。
懸命に育てようと頑張った男の子ピンの種は、1年経っても芽を出すことがありませんでした。
子供のけな気さ、素直さが胸にしみるお話です。
素朴な印象の絵も心を落ち着かせ、お花でいっぱいの国の様子は幸せな雰囲気がいっぱいです。
勇気を持って行動したピンの姿がとても光って見えたのと反対に、
周りの子供たちのピンに対する態度が少し悲しく思えました。
ピンの困っている理由分かっていたはずなのに、それを馬鹿にするなんて・・・
子供に伝えたいことがたくさん詰まった絵本だと感じました。
さて、冒頭の悩みですが、こうやって思い返して感想を書いているうちにハッキリと答えを見つけました。
子供にはやっぱり素直な気持ちを持ち続けてもらいたいものです。