かこさとしさんのこだわりには、とてもエネルギーを感じます。
単に楽しませるというにとどまらず、知識の宝庫、想像力のホームセンターといった隅々までいろんなものを書き込む、潔癖性のような作品が多いと思います。
その中でも、この作品は群を抜いているのではないでしょうか。
まさかりどんが何をやらかすのかと思ったら、次々と色んな道具が登場します。
大工道具にとどまらず、裁縫道具、電工道具、こんなに色んな道具があったのかと思ったら、次々と色んな物を作って終わってみたらちゃんと物語になっています。
リズミカルな文章に煽られるものだから、読んでいる方もさあ大変な絵本です。
面白く読み終わったら、じっくりと道具をチェックしておきたいですね。