文字が少なく絵からお話を読み取るタイプの絵本なので、最初に読んであげた時は5歳の娘は少しぽかんとしていました。あんまり理解できなかったかな?と、2回目に読んだ時は、1ページごとに説明しながら読んであげると、「そういうことかぁ〜」とおもしろがっていました。
電車に乗り合わせる他人同士たち。だけど些細なことから心のふれあいが生まれると次第に白黒だった人たちが色づいていく…という描写が素敵ですね。現実社会でも他人には色がついていなく背景のように溶け込んでしまいがちですが、それぞれが色を持った一人の人間でそれぞれにストーリーがあるのだということをあらためて気づかせてくれます。
他人との交流が難しくなっている現代ですが、大切なふれあいを子どもたちには伝えていきたいです。