題名に、ん?と思って読んでみました。いやいやいやいや、斉藤洋の本を恥ずかしながら初めて読みましたが、すごい面白いですね。一気に、まったく中だるみなく読めました。
内容は、小学生の男の子が主人公なんですが、この子は、今で言うと放置子に認定されてもおかしくないかも?というくらい、一人行動が多いんです、物語の中では。彼の親のことは一切出てこないんです。
でも、そこが多分、小学高学年の子どもたちには魅力的に映るかもしれません。小学生でアルバイトって?という感じもしますが、なかなかたくましくて素晴らしい! 結末が、とても不思議なのだけれども、こういう終わり方もいいのかもと思う話でした。
物語って面白い!が体感できる本です。