パパよりも息子よりも私が一番感動し泣けてしまいました。生まれたばかりのアンキロサウルスはひとりぼっちで泣いていました。そこへティラノサウルスが来て「おまえうまそうだな」と言います。ところが自分の名前を呼ばれたと思ったアンキロは名前を知っているティラノに「おとうさーん!」と。お父さんと言われたティラノはアンキロを愛しく思います。キランタイサウルスからアンキロを守り、いろいろなことを教えた後、本当のお父さんお母さんのところへ行かせ、そっと身を引きます。「おとうさんみたいになりたい」と言われたティラノの気持ちを思うと別れたときのさみしさが伝わってきてたまりませんでした。息子は恐竜がでてきて喜び、特に絵を楽しんでいます。「この星きれいだねー」「アンキロのお目目がバッテンでおもしろーい」「おとうさんはウルトラマン(宮西さんの作品です)とお山が同じー。星が同じー」などなど。たいあたりや、ほえかたなどのアンキロのしぐさも大うけです。親子でぜひ読んでいただきたい作品です。