4歳の娘と読みました。
娘がおうちで鼻歌を歌いながら描いたような、
可愛らしいモケモケの絵と、
語数少ないけれどなんだか存在感のある、
9歳息子の筆跡のような「モケモケー」の字。
そんなモケモケの世界にすっかり溶け込んだ娘は、
「これ、あついだね。こっちが、さむい。」
「つるつるのモケモケ、ざらざらのモケモケ。」
「遠い、近いって、こういうことだねー。」
と、一つ一つ納得しながら、読み進める姿に、
私は彼女の成長を感じました。
いろーんなモケモケが出てくるのですが、
「重い」「軽い」モケモケの対比が、
一番面白かったんじゃないかと思います。
ページ一面に描かれたモケモケの一人ひとりの動作が、
雑なようで、実は丁寧に描かれている。
配色も、なんだか夢の中のような世界で、
不思議なモケモケの世界を娘と一緒に楽しめたひとときでした。