有名な環境アート・イラストレーターのシム・シメールの絵本。
一枚一枚の絵を飾っておきたいような詰め込まれているのです。
地球環境と動物保護を訴えるシメールならではの絵本ですが、この絵本については文章がいらないと思ってしまいました。
テーマはわかるし、何も書き添えなくても絵だけで言いつくしているのですから。
原画を文字が汚してしまっているといったら言い過ぎでしょうか。
シメールはメッセージ性の強いイラストレーターです。
そして、文字は絵に溶け込ませにくい作家でもあると感じました。
モッタイナイのです。
でも、これだけインパクトを残したのだから、作家の意図としては成功でしょうか?