人のよさそうなオオカミくん。
ホットケーキが食べたくなっってどうやって作ったらいいか思案中。
ご近所さんに助けを求めてもなんて冷たい!
赤ずきんも3匹のコブタもひどい言葉を浴びせて追い返す。
仕方なく、自力でなんとかホットケーキを作ると・・。
最後はびっくりの展開です。
♪男はオオカミなのよ〜♪(意味はかなりちがいますが・・)
という歌を思わず思い出してしまうほどの豹変ぶりのオオカミくん。
むかし(もとのお話)オオカミにひどいことをされたんだから冷たい仕打ちは当然?
オオカミくんは冷たい仕打ちをされたからみんながこうなっても仕方ない?
人は見かけによらないってこと?
結局みんないなくなってしまい、一人でも生きていけるってこと?
かわらしい絵とはうらはらにいろいろ考えてしまいました。
なにかと人を信頼しにくい社会だけに深読みしてしまっているのかもしれません。
息子は何の迷いもなく「ひどいオオカミ!」と絵本のオオカミに
デコピンをくらわしていました。
読みっぱなしではなんとなく不安材料が多いような気がします。
読後にどんな風に思ったか話せるようなお子さんなら読んでみてもいいと思います。