いかにもアニメまんがっぽいしかけ絵本は絵本としてはあまり好きでないのですが、エリックカールのしかけ絵本ならば、ちょっとした芸術作品に感じるのは不思議なところです。
「ゆめのゆき」というベルの音がなる本も持っていますが、音の品が良いです。
この本は最後のページにほたるがひかる仕掛けになっていますが、このひかりかたが素敵です。本の厚さも、値段も最後のしかけに随分かかっているなあという印象です。
内容は、壮大なしかけが目玉の絵本なので期待していませんでしたが、わが子には非常に受けがよく、また目の保養に鑑賞絵本的な立場の絵本になりました。
ただ、読み聞かせしているときは電気をつけているので、最後のページを堪能しようと思ったらとりあえず電気を消さないといけないのが難点だなと感じました。