この絵本は、私にはちょっと分からない感覚の絵本でした。
作者がチェコスロバキア生まれのせいでしょうか?
主人公の男の子・イワンは、自分のうちの屋根裏部屋が秘密の部屋でした。
そこには、古くなった大きな長椅子(あだ名をボヨン)とねずみのちゅーがいました。彼らはイワンにとって、大切な友達だったのです。
ところがある日、イワンのお母さんが、屋根裏部屋のがらくたを全部ゴミ屋さんに出してしまったのです。(もちろん、ボヨンもちゅーもいっしょに!)
急いで探しに行きましたが、ちゅーは見つかったものの、ボヨンは既に他のがらくたに押しつぶされて、潰れてしまっていました。
イワンはちゅーだけを連れて家路に向かいました。
これで、物語は終わりなんです。
余韻がありすぎて、日本の作家の大半が描く絵本とは、かなり違うような…、違和感を感じました。