2歳の息子が今一番大好きな絵本です。
この絵本には、幼児向けの絵本にありがちな実用性(例えばものの名前を覚えるのに役立つとか、しつけに使えるとか)が一切ありません。あるのはシンプルで楽しいストーリーと、美しい色彩と、素朴だけど洗練された絵柄だけ。そこには「絵本は何よりもまず楽しむものだ」という潔ささえ感じます。
文章は暗記できるくらい簡単なので、よく息子と「おかあさんのさんぽ」ごっこをします。ぞうくんをお母さん、かばくんを息子の名前に変えて息子をおんぶし、最後に「うわーっ」と布団の上に落とすと…息子は大喜び!
親子で大切な時間を共有できる、そんな素敵な絵本です。