フランシスはグローリアという妹ができたせいか、なかなか思いどおりにいかないことがありました。そこで晩ごはんの後で「いえで」するのです。「いえで」と言ってもキッチンにあるテーブルの下なのですが・・・(笑)
そして、お父さんとお母さんはとなりの居間でフランシスの思い出をゆっくりと語らいはじます。
「あの子はとてもいいこえをしていたね」
さりげなく話す二人の会話が、温かみがあり心に染み入るようです。
包容力のある深い愛情のこもった言葉ひとつひとつが、傍らで聞いているフランシスの心をだんだん解きほぐしていくのです。
読むうちに穏やかで優しい気持ちになれます。
上の子にもこんなふうに目をかけられるといいですねぇ〜。
特に新しく兄弟ができたお子さんのお母さんにオススメしたい絵本です。