卒園式の日、クラスの子どもたちに、最後に読んであげた絵本です。初めてこの本を手にとったとき、自然と自分のクラスの子どもたちと結びつき、絶対に読んであげよう!と決めました。幼稚園での出来事を、お友達の思い出と一緒に振り返っていくところが素敵で、主人公の子のお友達への温かい思いが伝わってきます。そして、最後の先生の言葉、作者さんのあとがきには大変共感するものがありました。
読んでいるときに子どもたちを見ると、自分と重なるところでにっこりしたり、先生の言葉のシーンは真剣な顔できいたり…子どもたちもいろいろなことを感じながらきいていたようです。卒園式のページは、自分の思いと重なり、涙でなかなか思うように読めませんでした。ですが、最後に絵本を通して幼稚園の思い出を振り返りながら、大切なことを伝えられたかなと思っています。本当に素敵な絵本に出会えてよかったです。幼稚園の先生に、心からおすすめします!