舞台はニューヨーク。
私はアメリカに行ったことはありませんが、読んでいるとまるで自分も異国にいるような・・・そんな気分になるのです。
作者の高林さんは、ニューヨーク在中の方なのですね。納得しました☆
現地に暮らしている方だからこその、絵の描写だったのですね。素敵です♪
私がこの作品に好感をもったのは、純粋にハロウィーンの行事を紹介しているように思えたからです。
おばけなどは、出てきません。盛り上がる部分もとくにありません。
ニューヨークに暮らす日本人のゆうちゃんが、現地のハロウィーンを楽しむ姿が描かれているだけです。
でも例えば、ハロウィーンの飾りをお母さんと手作りしたり、かぼちゃを買ってちょうちんを作ったり、当日に着る衣装もお母さんと用意したり・・・。
準備の段階から描かれているので、見ているほうもワクワクしてくるんです(*^▽^*)
ハロウィーン当日も、ご近所にお菓子をもらいに行く様子や、
ニューヨークの人たちがどんなふうにハロウィーンを楽しんでいるのかが描かれていて、
遠いニューヨークが、何だかとても近いような・・・。親しみをもって、物語を楽しむことができました。
今年はもう間に合いませんが、来年以降機会があったら小学校でも紹介したいなって思います。
4年生〜6年生くらいに読みたいです。