関西弁の文章で、もの凄く面白い本があると聞いて読んでみました。
(当方、ガッチガチの関西人です)
読んでみるとメチャクチャ面白く、「こうして読みたいなー、ここはボケるところやんなー」と頭の中で演出を考えてしまうぐらいハマってしまいました。
めっちゃ1人で練習して、4歳と6歳の我が子に読み聞かせしてみました!
クマの台詞はおじさん声でゆっくりとベタベタの関西弁で読みました…某TK○の木下さんをイメージして下さると分かりやすいです。かなりおじさん声です。
他の動物達は、わざと高めのトーンで読みました。
特に犯人のあの動物の時は思いっきり白々しいトーンで読みました。
言い訳のシーンは早口でまくし立て、「僕に聞くのやめてーな」だけゆっくり読みます。(関西人ならこの感じ分かるかなぁ)
我が子達には大ウケで「もう一回読んで〜!」とせがまれ、休む事を許されないまま10回以上は読みました…。
おじさん声に磨きがかかったので、小学校5年生の読み聞かせの導入として、読んできました。
確かこの時は学校で読み聞かせボランティアを始めて日が浅く、子供達に読み聞かせが浸透していなくてガヤガヤする事が多かった様な気がします。
そういう事情もあったので…読み聞かせではタブーと言われる「抑揚をつける」「キャラクターを演じ分ける」読み方を思いっきりしてきました!(笑)
「知ってるー!」と言う子もいましたが、私のおじさん声に子供達はシーンとしました。
犯人登場の辺りから「アイツや」「バレバレや」と小さなツッコミが入るものの、この空気を壊してはいけない!みたいな雰囲気が子供達の間に生まれていたのがとても嬉しかったです。
最後の1ページを読んだ後は、「食べたな」「絶対食べられたわ」と満面の笑みでボソボソとツッコミを入れている子供達でした。
これがきっかけで子供達との距離感が縮まりましたし、絵本に対して集中するコツを得てくれた様な気がきます。
「淡々」と「棒読み」の違いも理解してきたのもこの頃でした。
読み聞かせ活動初期だからこそ出来た作戦でしたが、一年以上経った今でも、たまにハメを外した読み聞かせ方をしてやるぞ!という姿勢は崩れていません…それもこれも、お茶目な長谷川義史さんのせいです(笑)