自分も小さい頃、読んだ記憶があります。大人になって読んでみると、また違った味わいがあります。
子どもたちの憧れだったダチョウのエルフ。ライオンと闘って足を失ってしまってからは、次第にみんなから忘れ去れてしまいます。それでもなお、自分を犠牲にして子供たちの命を守るエルフ。
以前は「エルフはすごい」「エルフがかわいそう」のような感想を持ったと思います。でも今は、エルフに助けてもらいながらも忘れ去る仲間たちの行動に目がいって、気まずい思いをしてしまいます。
読む側の心のありようによって、感じ方が違う絵本なのかもしれません。また別の日に読んだら、違うことを思うかも。
エルフだけは信念をもって変わらずそこにいるので、折に触れて会いにいこうと思います。