描写のしっかりした版画絵です。
めんどりのヒルダが、たまごをうむための場所をさがしています。「まあ、ここはいいみたい。」と、ヒルダがすをつくりはじめますが、そこには、ねこがいたり、うまがいたり、なかなかよい場所がみつかりません。
はたして、ヒルダは、無事ひなをかえすことができるでしょうか。
ページをめくるたびに、ヒルダはいろいろな災難にあいますが、そのたびに、ドキドキします。
娘は最初「こわい、こわい。」と言っていました。ヒルダの気持ちになっているのかと思ったら、「絵がこわかった。」とのこと。(笑)つまり、あまりにもリアルな絵だったからでしょう。
最後に、ヒルダは安心してたまごをうみ、たくさんのひながかえりました。娘はこれがとても気に入ったらしく、ひなの紙人形を作ってくれとせがまれました。
娘は、気に入った絵本があると、いつも紙人形にして遊ぶのです。
おかげで、私は、ヒルダとたくさんのヒヨコを作るはめになりました。(笑)
ちなみに、この絵本は、ほんじょうまなみさん訳、2004年7月10日に新風舎からでています。