私が知っている『つるのおんがえし』は老夫婦の話だったのですが、色々なバージョンがあるのですね。
そして私が子供の頃に読んだ絵本は、こんなに切ない内容なのにギラギラした明るい絵でした。この絵本は古くささはまったく感じさせずに昔の日本を見事に描いているように思います。
息子は、「鶴は痛くないのかな?」との感想でした。子供から見ると、娘が本当は鶴だったというのが一番の関心事なのでしょうが、心配でたまらない男の気持ちや、別れの辛さを感じるにはもう少し時間が必要なのかもしれません。
細かいことですが、「むすめ」が男のお嫁さんになったのに、ずっと「むすめ」という表現なのは違和感を感じました。