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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

カオリンゴカモシレナイ

ママ・40代・大阪府、男の子12歳 男の子6歳

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自己紹介
読んだり書いたりが好きな主婦です。
好きなもの
読書とコーヒー
ひとこと
子供と一緒に絵本を読むと、我が子が何倍も可愛く思えて来るので、読み聞かせが好きになりました。

カオリンゴカモシレナイさんの声

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なかなかよいと思う イチゴの苗が赤い実をつけるまで  投稿日:2025/02/05
パッピプッペポーのいちごパーティー
パッピプッペポーのいちごパーティー 企画・原案: あいはら ひろゆき
絵: 宮野 聡子

出版社: KADOKAWA
寝る前の6歳の息子に読み聞かせをしました。

「くまちゃん可愛いな」「おいしそうなイチゴ!」と最初はうれしそうにお話を聞いていましたが、「イチゴの苗が大きくなって実が赤くなるまでパパとママがいないって…」と、いつもはおしゃべりな息子が途中から黙り込んでしまいました。

優しそうなおじいちゃんとおばあちゃんがそばにいて、仲良しの3人兄弟と森の仲間たちと楽しく暮らしているお話だったのに、「さみしいね、大変だね」とぽつり。

いつのまにか、私の腕にしがみつきながらじっとこちらを見ていました。大丈夫だよ。お母さんはどこも行かないよ。イチゴを育てるときは、一緒にお世話をしようね。と、ぎゅーっと抱き寄せながら眠りにつきました。

なんだか思っていたのと違う感じの読み聞かせになったぞ?と少し心配していましたが、次の日からはもうすっかり元気になり、イチゴのパフェとケーキとジュース、何にしようかな、と迷っていました(笑)。感情移入しすぎちゃう子なのかしら?

ツヤツヤのイチゴの絵も、調理して美しいお菓子になったイチゴも、とってもおいしそうで、旬なイチゴを食べながらもう一度読んであげたいなと思いました。

それから、優しそうなおじいちゃんくまさんの、柔らかそうなフサフサのおひげは、ぜひ触らせてほしいなと思いました(笑)
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自信を持っておすすめしたい 究める努力の過程で出会った仲間は人生の宝物  投稿日:2025/02/04
エマとテラとモーツァルト
エマとテラとモーツァルト 作・絵: ほそい さつき
出版社: 岩崎書店
「練習は1日休むと、取り戻すのに3日かかる」

このフレーズを目にした瞬間、小さなころ「私もお友達と遊びたいのに」と泣いて訴えたときのことがふわーーーっと呼び起こされました。

「1日休むと…」は、音楽の世界でもよく言われます。ピアノ少女だった私は、子どもながらに、それまで積み上げてきたものが後退するのが嫌でした。だから、気持ちに蓋をしてコツコツと練習を続けちゃう。こんな大人になってもエマの気持ちはよくわかりました。

特に幼年期は、身近なお友達とは違う時間を過ごすのが寂しいことがあります。そういうワンシーンだけを切り取って「幼い子に練習を無理強いして」と意見される方もいらっしゃいます。

しかし、子ども本人からすると「いや、別にやらされてないし、自分でやりたくて練習してるし」ということだったりするのです。

ちょっとだけ人より早く、なりたい自分が見えていて届きそうな子どもは、何をおいても練習を選びます。上達した自分を目指して頑張ることが楽しいし、達成したときは嬉しい。

そうやって私も年を経ていくうちに、少し遠くに暮らす、同じ志を持ったお友達に出会います。音楽を通して仲間が見つかったときの喜びは、何物にも代えがたいものでした。そうか。世界を探せば仲間はいるのか!と目の前が開けた瞬間でした。

テラの不思議な力なのか、エマの出会ったモーツァルトは、場所だけでなく時空も超えてしまっていましたよね。エマのフィギュアスケートと、モーツァルトの音楽が刺激し合い、それぞれのアートを「なんて楽しい!」と気づくまでの過程は、きっときっと多くの小さな芸術家たちをインスパイアしてくれるシーンになるだろうなと思いました。

読んでいる間、頭の中でモーツァルトの「きらきら星変奏曲」が流れていました。この曲でエマはどんな風に滑ったのかなぁと想像が広がります。モーツァルトにあの曲を作らせたのはエマだったのか!なんて妄想も楽しかったです。

物語の最後のページには、メダルを獲得したであろうエマが、同じ時代を生きる仲間に囲まれ、幸せそうにしている姿が描かれていて、うれしい気持ちになりました。

道を究めようとする過程でできる仲間こそが人を幸せに導いてくれる宝物のような存在だなと大人になった今、思うんですよね。

習い事の練習がつらそうだな、私はこの子に無理させていないだろうか、と悩むママさんがいたら、一度読んでみては?と、この絵本をおすすめしちゃうかもしれません。
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自信を持っておすすめしたい いつまでも素直なつぶやきをもらえる大人でいたい  投稿日:2025/02/04
一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション
一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション 選: 鹿島和夫
絵: ヨシタケシンスケ

出版社: 理論社
どうしたら、こんな風に子どもたちが「あのねあのね」と素直な言葉をなげかけてくれるんだろう?と思いながら読みました。

ヨシタケシンスケさんのシンプルながら「これぞ!」という、まるで見てきたかのようなイラストが、解像度を何倍にも上げて伝えるワンシーン。子どもたちの、幼く言葉少ない表現ながら、読んでいる大人をあっという間に「あの頃」へとタイムスリップさせてしまう。そんな魔法がかった珠玉の1冊。

ページをめくるごとに、声を出して笑ったり、思わず涙したり、子どもたちのまっすぐな視線と言葉を追いかけながら心があたたまる時間を過ごしました。特別な出来事だけではなく、日々の些細な出来事ながら、抱きしめたくなるような思い出がいっぱい詰まっている絵本でした。

下の子が春から小学校へ入学します。「先生、あんな、俺な」っていっぱいいっぱい話しかけられるような、そんなクラスだったらいいなぁと思います。

それと同時に、私も子どもに、いつまでも素直なつぶやきを聞かせてもらえる大人でいたいなぁと願うのです。
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自信を持っておすすめしたい 大人も夢中になってしまう緻密でステキな絵本です  投稿日:2024/08/22
おたすけこびと
おたすけこびと 文: なかがわ ちひろ
絵: コヨセ・ジュンジ

出版社: 徳間書店
こびとさんが、知らないうちに何かを手伝っていてくれるって、とっても嬉しいストーリーですよね。年長さんの息子も、こびとさんのように、私が気付かないうちにお皿を片付けたりしてびっくりさせるのが大好きな子です。

先日、おたすけこびとシリーズが大好きな息子と夫が、ベッドの中で、なんどもなんどもページ前にうしろにめくりながら「あ!ここにいる!!」と指差しながら読んでいました。

何を探しているの?と聞くと、
お話が終わったあとのページに描かれていたほうきは、同じこびとさんが担当していることが分かったそうで、全部のページを2人で確認していたそうです。

こびとさんたちが着用している帽子・シャツ・ブーツは、それぞれ、赤・黄・青・緑のバリエーションがあり、実はユニークな組み合わせとなっている(と思われる)ため「3の4乗分のこびとさんがいるはず」と夫が言い始めました(笑)

さすがに全員は確認できませんでしたが、どうやらこびとさんたちには役割があって、重機を運転したり、ミッションを直接実行する人以外に、ほうきで掃いたり、ちりとりで集めたり、旗を振ったり、みんな担当する係を楽しそうに全うしているようでした。

私もこのシリーズは、描かれる線の繊細さが素敵、という理由で好きでした。でも、このたび、絵だけでなく、この緻密な設計はストーリーの中にもきっちりと生きていることが分かり、ますます好きになってしまいました。本当にこびとさんが助けに来てくれるように思えるリアリティはこんなところからも伝わってくるのかもしれません。

今夜も「おとうさんと読みたい」と言って、我が家のかわいいこびとさんは、夫の帰りをベッドの中で待ちながら、おたすけこびとの絵本を抱きかかえて眠ってしまいました。
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自信を持っておすすめしたい 物語の余白をじっくり味わいたい絵本  投稿日:2024/08/22
ともだちともる
ともだちともる 作: 内田 麟太郎
絵: 黒井 健

出版社: 文研出版
幼稚園で大好きなお友達ができた息子は、アマガエルとウシガエルがそばにいて、だんだん近づいていく姿に深く共感したようで、嬉しそうにお話を聴いていました。

私は、ともだちって、「友達になろうね」と取り決めてなるものじゃなくて、心から「好きだなぁ、友達だなぁ」というあたたかい気持ちがいつのまにか灯っているものだよな、と改めて思いました。

息子と私のお気に入りシーンは、2人が寄り添って夕陽を見ているところです。あのページは、ほかのところよりもゆっくりじっくり読んで、そのあと黙ってしばらく眺めていたくなりますね。息子も、先を急かすことなく、ニコニコしながら眺めていました。とっても素敵なシーンです。

そばにいるだけでは足りなくて、遊ぼう!と誘いたくなる気持ち、わかるなぁ〜と思いました。お友達とバイバイしたくなくて、お休みの日も遊びたくて、幼稚園のお泊まり会が夢のように楽しかったという息子も、「ボクとおんなじだ」と言って、カエルちゃんたちの友情が深まるのが嬉しくてたまらないという感じでした。

お話は、離れ小島に泳ぎ着く直前で終わってしまいます。幸せな気持ちはまさにここがピークだろうなという絶妙なところで「おしまい!」となるので、読んでいる私たちも「これからどうやって楽しい時間を過ごすのかな」とワクワクする気持ちのまま本を閉じることになります。

読み終えてからも、どうなるのかな?楽しいだろうね、よかったね、と息子とのおしゃべりが続く、幸せな気持ちになる絵本です。
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自信を持っておすすめしたい それぞれの重機のかっこよさがよく描かれていました  投稿日:2024/08/05
もぐらけんせつ ぽんぽこでらのおまつり
もぐらけんせつ ぽんぽこでらのおまつり 作・絵: 長崎 真悟
出版社: 童心社
幼稚園の夏まつりで、園庭に建てられたやぐらの周りで盆踊りを踊ったばかりの年長さんの息子と一緒に読みました。幼稚園のお祭りが楽しかった息子は「おまつりができないなんてダメだよね」とものすごい当事者意識でした(笑)

表紙をひらくと、絵本に登場する重機たちと、その操作をする登場人物(登場動物?)の絵と説明がとびこんできて、息子はしばらく釘付けでした。

重機の描かれ方がとても素敵で、「ここで持ち上げるんだね」「ここが積み上げるところだ」「これで掘るのかな」などとぶつぶつ言いながら眺めていました。それぞれの重機の役割がよくわかるかっこいい絵です。

お話も楽しくて、それぞれのキャラクターが魅力的でした。息子は特に泣き虫のタヌキの和尚さんが気に入ったようで、「また泣いてるー」と笑いながらお話の世界に浸っていました。

最後は、完成した橋を見て、絵本を縦にしたり横にしたりしながら、「うわ!こんなしかけが!!いいなぁー」と羨ましそうに眺めていました。

そういえばこんな重機見たことあるなぁと、私も興味深く読めて、一緒に楽しめました。おもしろかったです!
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自信を持っておすすめしたい この絵本だけは夫が担当。  投稿日:2023/05/15
もこ もこもこ
もこ もこもこ 作: 谷川 俊太郎
絵: 元永 定正

出版社: 文研出版
もうすぐ4歳になる息子が大好きな絵本です。
まだ言葉を話せなくて、でもこっちの言っていることはちゃんと分かっているころから、この絵本はお父さんの担当。

どうやって遊んであげたら喜ぶのかあまりピンときていない夫に「これ読んであげて」と手渡したのがきっかけなのですが、息子を膝にのせて本当に楽しそうに読んでくれるんです。

「ぱく」とか「ふんわふんわ」とか、読み手によってこんなにも違いがあるのか!と驚愕する面白さで、私は絶対にかなわないなと思います。

もう自分で読めるようになった今も「おとうさん、これよんで」と手渡して横にちょこんと座る息子の横に私も座って聞きたくなります
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自信を持っておすすめしたい ナマケてられない  投稿日:2023/03/13
ナマケモノヨガ
ナマケモノヨガ 作: 新井 洋行
出版社: ポプラ社
ナマケモノって、真顔でも笑っているように見える動物ですよね。この顔でヨガに誘われるとちょっと断れない感じだなぁと思い、4歳のおちびさんと読んでみました。

最初は「はるまきのポーズ」でだっこしながら読んでいるうちに、「たまごのポーズしよう」「次はクリーム!」と一緒にやってみたくなって、普段本当に怠けている私も付き合わされることになりました。

アクティブなちびっこナマケモノと一緒に読むと、お母さんはうかうか怠けていられなくなるという、とてもおそろしい(笑)絵本です。
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なかなかよいと思う まもりぼしはお母さんの願い星  投稿日:2023/03/05
あいちゃんのまもりぼし
あいちゃんのまもりぼし 絵・文: いもん のりこ
出版社: 至光社
「まもりぼしさん、かわいいな」
息子は表紙の絵を見てとても気に入ったようで、夜のねんねのときに読んでとおねだりされました。

年少さんの息子は、とってもマイペースな男の子です。あいちゃんがごはんを食べたりお着換えに時間がかかってしまうところは「おんなじ!」と共感していました。幼稚園の先生は「いつもずのんびりマイペースを保ってはります(笑)」と、ゆるやかに見守って下さっているため、息子はあいちゃんがどうして落ち込んでいるのか分からないようでした。

「せんせいに『もうたべられない』っていったらいいのに」とか「じぶんでたのしいことをしたらいいのに」とか、大人が顔負けのポジティブリアクションで、「いっそ君がまもりぼしさんになったらいいのにね」と読んでる私が笑ってしまいました。

それでも、
「いいな、まもりぼしさん。ぼくにもいるのかな」と羨ましそうにしていたので「いるんじゃないかな?」と答えると、嬉しそうに「どこかな。ようちえんのバッグかな」とニコニコ。そうしてその夜は息子のまもりぼしさんがどこにいるのか、眠りにつくまで2人で想像しながらおしゃべりをしました。

息子の可愛らしい寝顔を見ながら、もうずいぶん前、この子のお兄ちゃんに当たる長男をはじめて保育所に預けた日のことを思い出しました。
「私がいない間、ずっと泣き続けていたらどうしよう。先生方にご迷惑をおかけして、困った子だなと思われちゃったらどうしよう。」
別れ際の泣いている我が子のことが頭にこびりついたままその日を過ごすお母さんたちの柔らかなハートをそっと包み込み、子供たちの笑顔を守ってくれるような存在。まもりぼしはお母さんたちの願い星でもあるのだろうな、と思いました。

初めての登園前夜、「うまくいきますように」とお母さんがまもりぼしに願いを込めて読み聞かせる、そんなお話なのかもしれないですね。
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自信を持っておすすめしたい 自分の気持ちをないがしろにしないで行こう。  投稿日:2023/02/10
ごきげんななめな おさるさん
ごきげんななめな おさるさん 作: スザンヌ・ラング
絵: マックス・ラング
訳: ひさやま たいち

出版社: 評論社
「今日はなんだかイライラしてるんだ」
と素直に言えるだけで、気持ちに少しゆとりを持てるようになるのは大人も同じですよね。

ジムには「ごきげんななめ?」「だったらこうしたらどう?」と様々なアイディアを出してくれる優しい友達がたくさんいました。その気持ちに応えなくちゃと思うがあまりかえってしんどくなってしまったジムも優しくていい子なんだなと思いました。

人間たちも、社会生活を送るうえで、感じよく礼儀正しく接することが大切と教えられて育ちますが、自分の気持ちをないがしろにしないことも、こんな絵本を見ながら教えていきたいですね。

不機嫌な人に振り回されないことも大切。
不機嫌な自分を放っておかないことも大切。

「今日はご機嫌ななめなんだよねー」
「そうなんだねー、あるあるそういう日」

私もそんな風にほどよい距離感で気持ちを俯瞰できる人でありたいと思いました。
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