新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ニオ

その他の方・40代・神奈川県、女の子6歳 男の子3歳

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ニオさんの声

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自信を持っておすすめしたい 賢治の時代の又三郎に会いに行けます。  投稿日:2019/11/29
宮沢賢治の絵本 風の又三郎
宮沢賢治の絵本 風の又三郎 作: 宮沢 賢治
絵: やぎ たみこ

出版社: 三起商行(ミキハウス)
宮沢賢治の作品というと、どこか異国情緒を感じるイメージがあります。
(『銀河鉄道の夜』や『オツベルと象』など)
『風の又三郎』も日本というよりもどこか海外やファンタジー世界の話のように思っていました。
(登場人物は日本名なのですが、花梨やクルミなどの名前、マンドリンを弾く先生の描写などで)
でも、やぎたみこさんが描いたのは、賢治が生きていた1900年代の日本の田舎の小学校風景。
かやぶき屋根に田んぼ、木造平屋の校舎に集うのは、和服やもんぺ姿の子どもたち。
先生は背広に丸メガネ、真ん中わけの髪型。
又三郎の世界がグッと懐かしく、身近に感じました。
(水に入るときはみんなふんどし一丁です)

授業風景、子ども同士の小さないざこざ、放課後の寄り道……、驚くほど平凡な当時の子どもたちの普段の姿が描かれています。
だからこそ、要所要所で描かれる風の表現が際立っていて、ぐっと不思議な世界に引き込まれるような感じがしました。

宮沢賢治の作品なので文字量は多く、使われている言葉も原文に忠実のため、読むのも聞くのもなかなか大変だとは思います。
でも、9月1日から12日まで日にちに沿って読んでいくなど、方法を考えながら読んでみるのも楽しいと思いました。

なにより、やぎさんの透明感あふれる絵を見ているだけでも、満ち足りた気持ちになれます。
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なかなかよいと思う お風呂に入る姿がかわいい!  投稿日:2017/11/30
くろくまくん おふろで さっぱり
くろくまくん おふろで さっぱり 作・絵: たかい よしかず
出版社: くもん出版
大人気のくろくまくんシリーズ。
いろいろなマナーやしつけを、絵本を読んで楽しみながら学べるのも、このシリーズの魅力だと思います。
今回は、苦手なお子さんも多い、お風呂。
きゅっきゅっきゅ、ごしごしごし、ぐーるぐると、体を洗うオノマトペが何とも楽しい。
声に出して読むと、ワクワク感も倍増します。

よーくみると、動物たちそれぞれのお風呂グッズが個性的だったり、体の洗い方もちょっと変わった子がいたりと、絵の中の発見が多いのも、子どもたちが大好きなポイントですね。
(途中から出てくるサプライズゲストも、たかいよしかずさんらしい!って思ってしまいました)

お風呂ギライなお子さんも、この絵本を読んだ後に「くろくまくんたちみたいに、お風呂に入ろう?」って声をかけたら、喜んでお風呂に入ってくれそうです。
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自信を持っておすすめしたい 切ないから美しいのかも。  投稿日:2017/11/30
なくなりそうな世界のことば
なくなりそうな世界のことば 著: 吉岡 乾
イラスト: 西 淑

出版社: 創元社
『翻訳できない世界の言葉』から、このシリーズの大ファンです。
これまでにもこのシリーズを通して、世界の広さ、まだまだ知らないことがたくさんあるんだということを感じてきましたが、今回は、グッと胸に迫るような、切なさを感じました。
世界共通言語として発展する英語などの陰で、こんなにもひっそりと消えていく言葉たちがあったなんて……。

この本では、その少数言語の中から、最もその言語を象徴する言葉がひとつ紹介されています。
シマナやマラミク、グイカなど、そのひとつの言葉から、他にもどんな言葉が話されていたんだろう……、どんな人が、どんな思いでその言葉を口にしていたんだろうと、思いを巡らせることができそうです。
どんどん自分が話していた言葉が通じなくなっていく様を見ていた人たちは、一体、どんな気持ちだったのでしょう。
どんな思いで、言葉を口にしていたのでしょう。
そんな想像をするだけでも、切ない気持ちになります。

日本では、アイヌ語「イヨマンテ」が紹介されているのも、より少数言語が遠いところの話ではないような気持になります。
もしかしたら、数百年後、数千年後には日本語も、少数言語になっているかも……なんて想像を膨らませてみたりして、楽しみ方、感じ方がどんどん広がっていくような作品でした。
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なかなかよいと思う 妖怪の「おいしい」って変?!  投稿日:2017/11/30
ようかい りょうりばんづけ
ようかい りょうりばんづけ 作: 澤野 秋文
出版社: 佼成出版社
澤野さんの『そらならいいいえありますよ』や『じつはよるのほんだなは』などが好きで、新刊ということで手に取りました。
細かいところまで描きこまれている絵!
くすくすっと笑える要素や、「ここはどうなっているんだろう……」と凝視してしまうところなど、ページごとにじっくり楽しめて読みごたえもあります。

特に今回の主人公は妖怪!
どの妖怪も、ちょっと不気味なところはありつつ、どこかユーモラスでかわいくて、「私は子の妖怪が好き!」「ぼくはこの妖怪がかっこいい!」なんて子どもたちが指さして楽しめそうです。

もちろん、おはなしもユニーク!
特に、妖怪の味覚が人間と違うという発想が面白く、なるほど〜〜と思ってしまいました。
きしきししていて、ぼそぼそしている豆腐なんて、普通なら絶対に食べたくないけれど、本当においしそうに食べる妖怪の姿を見ていると、なんだかとっても美味しい食べ物に見えてくるんだから、不思議です……。

ストーリーを楽しめて、妖怪が大好きなお子さんにピッタリの絵本だと思いました。
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なかなかよいと思う かわいくて、美味しそう!  投稿日:2017/11/30
たまらんちゃん
たまらんちゃん 作・絵: つぼい じゅり
出版社: 金の星社
今まで、たまごが主人公の絵本はあったかもしれないけれど、たまごが、黄身と白身に分かれていて、それぞれ「たまちゃん」「らんちゃん」なんて、かわいい名前で呼び合う、仲良しの絵本なんてあったかしら?

しかも、たまちゃんとらんちゃんが、いつも一緒に、目玉焼きやゆでたまごに変身するのも、すごく斬新!

とにかく、たまちゃんとらんちゃんが変身する食べ物がおいしそうで、ふたり(?)が幸せそうで、読んでいるこちらもあたたかい気持ちになる絵本です。
読み終わったら無性に卵料理が食べたくなるので、お腹が空いているときに読むのは、ちょっぴり気を付けたほうがいい……かも?
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