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自信を持っておすすめしたい ぜったいによみます! 薦めます!  投稿日:2006/07/07
発達と障害を考える本(2) ふしぎだね!?アスペルガー症候群[高機能自閉症]のおともだち
発達と障害を考える本(2) ふしぎだね!?アスペルガー症候群[高機能自閉症]のおともだち 作・絵: 内山登紀夫監修 / 安倍陽子編 / 諏訪利明編
出版社: ミネルヴァ書房
今現場で問題になっているのは、情緒障害のこどもたち。
それも、特別支援学級に入らないくらいの、「軽度」の発達障害のこどもたちです。

コミュニケーションがずれてしまうので、
家でも、学校でも、自信を持てないケースが多いです。
 
ひとりひとりは、とても愛らしく、ある意味特殊能力をもっている、
いわばスペシャルな、「四つ葉のクローバー」なんです。

もっと周りが理解してあげれば、すくすくと育って、
クラスのアイドルになるはずの子どもたちなんですね。

それを、多くの同僚、若い先生方、お家の方にも理解して
いただきたいですね。 

だっていつも一番悩み、苦しまれるのは、
そのお子さんを愛している、おかあさんたちなんですから。
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自信を持っておすすめしたい 切ない...でも、すばらしい。  投稿日:2005/12/19
まんげつのよるに
まんげつのよるに 作: 木村 裕一
絵: あべ 弘士

出版社: 講談社
「あらしのよるに」から6巻と、特別編を立て続けに読んで、
やや落ち着いてから、この物語を読みました。
「ふぶきのあした」も、最後の方は涙を流しながら読みましたが、
この本は最初から切なくて。

夢から覚めるメイ。自分を責めながらみどりのもりをさまようメイ。
涙も出なくなってしまったメイ。
そして生きる力を失いかけたメイの思いとして語られる一節、

「いきものって みんな いっしょうけんめいで、
 みんな はかなく、 それが いじらしくて、
 おもわず ほほえんで しまう。」

というところは、心にしみてきます。

それと、ここまでのシリーズでは、私自身それほど
(世で言われているほど)感じなかったことなのですが、
後半でメイが心の中でつぶやく言葉、

「もう にどと あの やさしい めで
 わたしを みては くれない。」

というところで、初めて、ガブとメイの関係が、
恋愛にも似たものに思われて、いっそう切なくなりました。

そして、あの言葉で、2人の世界がまた寄り添っていく。
いいですね。 これで、全ての物語がつながるんですね。

最後のシーンは、あらゆるものを超越した2人の、
すがすがしささえ感じさせてくれる、
すばらしい終わり方でした。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 中学1年生に読み聞かせてみたら・・  投稿日:2005/10/10
おおきな木
おおきな木 作・絵: シェル・シルヴァスタイン
訳: ほんだ きんいちろう

出版社: 篠崎書林
数年前に担任していた中学1年生のクラスに読み聞かせた時の事です。以前から私の大好きな本だったので、「何か」を感じて欲しくて、ちょっと難しいけど、あえてみんなで英語版に挑戦することになりました。

この本のキーとも言える「木はうれしかった。だけどそれはほんとかな。」の所が、原文では「木はうれしかった。でもそれはほんとうに、というわけではなかった。」と、ややストレートな表現になっているのです。

読んだ後で、「木がこの場面で初めて、心からうれしいと思えなかったのは、どうしてだと思う?」と問いかけてみました。

予想された答えは「これまで坊やにいろいろしてあげたのに、幹まで切られて、ついに木も悲しくなった。」という見方。こう考えた生徒はクラスの半分くらい。ところが、その後、続々といろんな意見が出てきたのです!

「木が悲しかったのは、幹がなくなったからじゃなくて、坊やが『舟が欲しい』と言ったから。舟ができれば、もう会えなくなると思ったから。」つまり、木は、自分を犠牲にしているという思いは全くなくて、ただ純粋に坊やと一緒にいたいだけなのだという見方です。

「先生、絵をよく見て!坊やは幹を切るときに、いちばん下のハートの落書きは残しているでしょう。ちいさい時に木と遊んだ事は忘れていなかったんだよ。だから坊やはそんなに悪い人じゃないと思う。」

確かに!これには目からウロコでした。(いちばん下の落書きのハートの中には、「ぼくと木」と書かれているのです)
中1とはいえ、子どもってすごいですね!大人が何気なく見過ごしているところを、しっかりみているんですよね。

生徒達のいろんな感想を聞いて、ますますこの本が好きになりました。いつか大人になった彼らが、この本を手にしたとき、今度はどんな感想を持つことになるのか?とっても楽しみです。
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