全国の子どもと大人を虜にした「あらしのよるに」シリーズの最新刊。 シリーズは第6巻で完結・・・のはずが、「あのままでは終われなかった」と続編が登場。 時期をあわせて、アニメーションに生まれ変わった映画「あらしのよるに」が2005年12月に劇場公開。
あらしのよるに、真っ暗な小屋で出会った、オオカミのガブとヤギのメイ。食べる者と食べられる者という宿命を超えて芽生えた堅い友情。仲間を捨てて逃避行に走った二人だったが、悲しい結末が・・・ しかしこの最新刊では、まさに意表をつく展開にまたドキドキハラハラさせられます。
読んでから観るもよし、観てから読むもよし。 シリーズを読んだことがないという方は、この機会にぜひ第1巻からどうぞ。
あのままでは終われなかった。 オオカミのガブとヤギのメイがたどりついたのは希望の森か、それとも哀しみのはてなのか――。
ハラハラドキドキしながら、このシリーズを、1〜6巻まで一気に読んだのは、2年ほど前だったかと思います。
泣きながら読み終えた『ふぶきのあした』・・・重すぎるラストシーンをどう受け入れてよいのかとまどっていた私に、長男は、きっぱり「ガブは死んでない!どっかで生きている!」と言い切りました。
あれから2年・・・
長男の言ったとおりに、続きが出版されました!
本当に、ガブが生きていた?!
でも、なだれが与えた苦しみは、ガブの体をボロボロにしただけではなく・・・???(皆さんの楽しみを残しておくため、ばらしませんよ〜。笑)
なんてことなんでしょう!
せっかく、大好きな相手に会えたのに・・・。
もう途中から、涙があふれて、声は震えて、胸は苦しくて、最後までハラハラさせられて・・・絵本でこんな気持ちになったのは初めてです!
スゴイ才能!木村さん!!
映画化もとても楽しみ(一足先にご覧になった金柿パパ、どうでしたか〜?!)ですが・・・でも、やっぱり、この迫力のある絵は、あべさんじゃなくちゃ!!と思ってしまいます〜。
まあ、映画には映画のよさがあるんでしょうけど・・・。
普通シリーズモノって、どうしても最初がよくて、続けば続くほど、ちょっとがっかり・・・な展開になりがちですが、これは、きっとこの巻1冊読んだだけでも、たぶんかなり感動できちゃうと思います。
もちろん、1巻から、一気に読むのが最高だと思いますが。でも、かえって、このブランクがよかったのかも?!とも思えます。
とにかく、おすすめ!
絶対おすすめです☆ (ぼのさん 40代・ママ 男の子12歳、女の子9歳、女の子4歳)
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