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ねこの画家と呼ばれるのが納得
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投稿日:2010/04/25 |
1937年の作品。
クレア・ターレー・ニューベリーは、「こいぬのバーキス」「うさぎのマシュマロ」「エイブリルと子ねこ」「T-Bone the Baby Sitter」(未訳)の4作品でもコールデコット賞オナー賞を受賞しています。
4作品とも全てオナー賞というのも、興味深いところです。
ねこの画家と言われるに相応しく、ねこの特徴をとらえた絵に魅了されます。
暖かさが伝わってくる水彩画で描かれた絵は、まるで生きているかのような気にさせられます。
お話は、主人公のリチャードとこねこのミトンの日常を描いたもの。
どこか惹かれるものがあります。
ミトンが行方不明になった時に、おとうさんが新聞に探し物の記事を掲載して貰うのですが、その時にたくさんのねこが届けられるくだりがあります。
フローレンス・スロボドキンの「てぶくろがいっぱい」に通じるものがあって、古き良きアメリカを彷彿させられました。
ただ、文章が長くて話の展開の起伏がない分、読み聞かせするには飽きてしまうかも知れません。
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読み聞かせに相応しい昔話
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投稿日:2010/04/25 |
中国の昔話の再話。
トラとネコの生態についての但し書にあったように、トラとネコはネコ科の動物で、ネコ科の動物のうちトラだけは例外的に木に登らないとのこと。
中国では、トラが身近に居たのかと、その方に驚いてしまいました。
お話は、のろまなトラが、素早いネコに獲物の捕まえ方を教えて貰うというシーンから始まります。
この切り口が最高です。
いろいろな術を教えて貰うときの、トラとネコの表情の対比が実に愉快。
そして、納得の結末なのですが、実に良く出来た昔話だと思います。
物語も素晴らしさもさることながら、大島英太郎さんの擬人化した絵が、秀逸で見るものを虜にすることでしょう。
昔話のコレクションに是非加えて欲しい一冊で、読み聞かせにもピッタリの作品です。
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たまごにいちゃんのスピンオフ的作品
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投稿日:2010/04/25 |
冒頭のあきやまさんの言葉にあるように、この作品は、読者の「たまごにいちゃん」を読んで「こうすればよかったかも」というお話から誕生しているようです。
ご本人も言われているように、シリーズとしては、異色の作品だと思います。
たまごの殻が金なのですが、これが象徴するものを考えると、中々深い意味が込められています。
あきやまさん、こう来たかという感じです。
きんのたまごにいちゃんは、おとうさんとおかあさんの三人で暮らしています。
両親は、きんのたまごが割れないように、とにかく大切に守っているのですが、それが、たまごにいちゃんには重荷になっているのです。
納得のエンディングにと続くのですが、どの両親にも思い当たる節が必ずあることでしょう。
親ばかと言ってしまえばそれまでなのですが、知らず知らずのうちに、子供の可能性を摘んでしまっているのではないかと、考えさせられました。
あきやまさんが言われるように、自然体が一番なのでしょうが、難しいことだと思います。
子供だけでなく、大人も楽しめるオススメ作品です。
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セカンドブックにオススメ
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投稿日:2010/04/17 |
ひつじぱんの2冊目。
まさか、シリーズ化するとは思わなかったので、意外な感じです。
お話は、ひつじのパン屋さんに色んなお客さんが来るのですが、その注文するパンが中々ユニーク。
もっとも、一番ユニークなのは、そのひつじだと思いますが。
インパクトのある作品ではないのですが、その分、安心して読み聞かせできる作品です。
ひつじのキャラクターからも、2〜3歳位のセカンドブックとしてオススメします。
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セカンドブックあたりにオススメ
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投稿日:2010/04/17 |
大好きな宮西達也さんの作品なので読んでみました。
読んでみたら、作はまどか ななみさんとあり、絵だけ宮西さんというパターンだったのですが、宮西作品と言われても違和感のないものでした。
テーマは焼くということ。
やいた やいた ○○やいたという文体で、次から次へと焼く食材が登場します。
何と言っても、そのテンポが良いので、読み聞かせし易い絵本に仕上がっています。
ただ、知らない食材が多いはずなので、実物を見せてあげられたら最高でしょう。
セカンドブックあたりにオススメします。
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珍しい縦長の絵本
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投稿日:2010/04/17 |
縦に開いていく絵本。
オルセンの「つきよのぼうや」、エリック・カールの「パパ お月さまとって」も縦長で上手く表現していましたが、これは、そもそも縦に捲っていくというもので、そのアイデアでもう成功したも同然です。
お話は、井戸に落ちたオオカミと他の動物のばかしあいというもの。
結局最後はオオカミかというのが、一寸ばかり残念な感じもしましたが、そのやり取りは楽しいもの。
作者のフィリップ・コランタンは、ELLE・MARIE CLAIRE・VOGUEなどのイラストを手がけただけあって、とても綺麗な絵で、ユーモラスに満ちていて、眺めるだけでも楽しめると思います。
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爆笑シーンが目白押し
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投稿日:2010/04/17 |
おかあさんの色んな姿をユーモラスに描いた作品。
うちに居る時は、
ぼさぼさ頭の
博士みたいです。
とか、爆笑のシーンが目白押し。
こんな風に子供に思われているとしたら、本当に楽しいもの。
おかあさんが病気になるシーンでは、家族中が心配するのですが、まるで我家のようで、しみじみさせられました。
子供より、おかあさんの方が楽しめる絵本かも知れません。
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絵は魅力的
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投稿日:2010/04/11 |
6人家族のぶたさん一家。
綺麗好きなかあさんが、目を離すと家の中はごちゃごちゃ。
どの家庭でも、ありがちな話で、そうそうと頷いた方も多かったことではないでしょうか。
かあさんの指示で綺麗に片付けたは良いものの、今度は、あかちゃんのおもちゃが見つかりません。
灯台下暗しとは良く言ったもので、納得の展開です。
でも、家の中のごちゃごちゃを肯定している結末なので、やはりどうかと疑問を抱かざるを得ません。
モデルルームみたいに綺麗とは言いませんが、片付けることを否定するような話を読み聞かせするのはどうか?と思った次第です。
気持ち的には、肯定したい部分もありますが、とてもオススメできる作品ではありません。
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ファンタジー小説の入門としてオススメ
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投稿日:2010/04/11 |
イギリスの2000年の作品。
作者のM・P・ロバートソンは、この作品以外に多くの絵本を世に送り出していますが、未訳のようです。
お話は、にわとりが巨大な卵を温めているシーンから始まります。
そして生まれたのがドラゴン。
それから主人公のジョージとドラゴンの心暖まる交流が描かれています。
物語は割と短く終了するのですが、コンパクトながら起承転結がはっきりとしていて読みやすい作品です。
誰もが一度は夢中になるファンタジー小説の入門編のような感じの作品ですが、何と言っても、挿入された絵が素晴らしいの一言です。
冒険心を煽るワクワク感に、親しみも加えられた絵は、見るものの心を揺さぶること間違いないでしょう。
大好きだった「エルマーと竜」を彷彿させるのですが、空想心を養う上でも是非読み聞かせして欲しい作品です。
この手のジャンルでオススメ出来る作品はあまりないのですが、この作品は自信を持ってオススメします。
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古典的名作
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投稿日:2010/04/11 |
1938年のコールデコット賞オナー賞受賞作品。
何と、クレア・ターレー・ニューベリーは、この他に「うさぎのマシュマロ」「エイブリルと子ねこ」「T-Bone the Baby Sitter」(未訳)の3作品でもオナー賞を受賞しています。
お話は、9歳の誕生日ジェームスが、こいぬのバーキスを貰うシーンから始まります。
ジェームスは、バーキスを独り占めしようとして、お姉さんのネル=ジーンと大喧嘩。
そんな些細な姉弟の物語を、バーキスを中心にして描いた作品で、本当に身近に感じられる題材をテーマにしています。
読後感は何とも言えず、ほのぼのとした暖かい気持ちにさせてくれますが、文章量が圧倒的に多いのが難点です。
これでも文章量は、少し短くしたと後記にありましたので、相当な長さだったのでしょう。
4歳〜5歳ぐらいだと、物語に大きな展開がない分、飽きてしまうかも知れません。
ただ、挿入された絵が、それを補うくらい魅力的なので、読み方を工夫して読み聞かせして欲しい作品です。
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