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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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ふつうだと思う こどもの日向き  投稿日:2010/05/03
とらのこさんきょうだい かえうた かえうた こいのぼり
とらのこさんきょうだい かえうた かえうた こいのぼり 作・絵: 石井 聖岳
出版社: 講談社
こどもの日を間じかに控えて、読むに相応しい作品と思って読んでみました。

物語は、トラの三兄弟がこいのぼりの歌を替え歌で歌うと、こいのぼりがその通りに変身していくというもの。
雲より高くなったり、家より大きくなったり、へびより長くなったりと、結構楽しめる展開です。

ただ、後半になると余りに飛躍しすぎて、ついていけない感がありました。
好みが分かれてしまうところだと思いますが、発想がとても良かっただけに残念な気がします。

トラというより、笑った姿は、NHK教育TVのにゃんちゅうという趣で、親しみの持てるキャラクターだと思います。
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自信を持っておすすめしたい 極めて完成度の高い作品  投稿日:2010/05/03
ないしょのおともだち
ないしょのおともだち 作: ビバリー・ドノフリオ
絵: バーバラ・マクリントック
訳: 福本 友美子

出版社: ほるぷ出版
とびきり愉快なお話という触書に惹かれて読んだのですが、愉快というより心がキュンとなってしまったのが最初の読後感でした。

立派な家があって、マリーというおんなのこと、家の隅にはネズミのおんなのこが住んでいるシーンから物語は始まります。
アメリカンタイプの真中に玄関がある家で、左端の2階の窓からマリーが、1階の右端の窓からネズミのおんなのこが顔をのぞかせています。
最初のページから精緻に描かれた絵に圧倒されてしまいます。

左側にマリーとその一家、右側にネズミのおんなのことその一家が対比して描かれていくのですが、同様に家族団欒や学校生活があって見るだけでほのぼのとした気持ちになりました。
そして、あることがきっかけで、マリーとネズミのおんなのこは、お互いの存在に気づくのですが、両親から注意されていたので、お互いに内緒のまま時は流れます。

その関係は、時と場所を変え娘達に受け継がれていくのですが、最後にある意味サプライズがあるのです。

子供の頃って、内緒にしたいことって必ずあると思います。
それが、娘の代でもあるなんて、その練られたストーリーの素晴らしさに感動せずにはいられませんでした。
その最初の出会いなんて、特筆もので、子供にとって憧れに近い気持ちを抱かせるのではないでしょうか。
ストーリー、絵とも文句なしにオススメできる作品です。

それにしても、家も調度品もため息が出るくらい立派なもの。
日本の住宅事情からすると望むべくないかも知れません。
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ふつうだと思う スウェーデンの民話の再話  投稿日:2010/05/02
おはなしのたからばこワイド愛蔵版(12) くぎのスープ
おはなしのたからばこワイド愛蔵版(12) くぎのスープ 作: 菱木 晃子
絵: スズキ コージ

出版社: フェリシモ出版
スウェーデンの民話を再話したもの。
読んでみると、確かに何処かで小さい頃読み聞かせして貰ったという記憶が蘇る方も多いはず。
親から子へと、読み伝えていくことはとても意義があり、「おはなしのたからばこ」シリーズは、評価されるべきことだと思います。

お話は、旅人がくぎだけでスープを作ると言って、その具財を巧みにおばあさんから貰うという単純なストーリー。
子供達には、その巧みさが受けることでしょうし、旅人の言葉を上手く話すと臨場感が伝わって読み聞かせには良い作品だと思います。

ただ、スズキコージさんの絵を、この作品にというのは、好き嫌いもあって評価の分かれるところでしょう。
雰囲気はピッタリなのですが、もう少し絵本として背景を見せたいという気持ちもあるので、全体的な評価は厳しくならざるを得ないと思います。
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なかなかよいと思う ニュージーランドの人気作家の絵本  投稿日:2010/05/02
くまくん おきて!
くまくん おきて! 作・絵: リンリー・ドッド
訳: 広木貴美子

出版社: PHP研究所
おそらく初めて読むニュージーランドの絵本。
作者のリンリー・ドットは、ニュージーランドで20点以上の絵本を発表し、合計で200万部以上出版されているというのですから、最も多くの人々に愛されてるという肩書きに偽りはないのでしょう。

お話は単純明快。
春になったのに、冬眠から目覚めないくまくんを、仲間の動物達がかわるがわる起こしに行くというもの。
森の設定なのにライオン、ゾウ、カバとかが出てくるのは、ご愛嬌といったところで、表情が可愛いので逆に小さい子供でも楽しめます。

オチは、成る程と納得できるものなのですが、この部分だけは少し年長にならないと理解できないかも知れません。

登場する動物も多く絵も親しみのあるものなのですが、邦訳がどうもちょっと馴染めません。
原作は韻を踏んだリズミカルなものとあるので、訳するのが難しいのかも知れませんが、あまりに子供を意識した訳なので違和感を覚えました。

文章が長いこともあり、3〜4歳ぐらいからにオススメです。
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自信を持っておすすめしたい 環境問題を考えさせられる絵本  投稿日:2010/05/02
もりおとこのしごと
もりおとこのしごと 作・絵: あきやま ただし
出版社: 講談社
我家で大人気のあきやまただしさんの作品。
1996年の初版なので、初期の作品ということもあり、趣が一寸異なる絵本でした。

お話は、ぼくがおおきなきりかぶに座っていた時に、ひげだらけの男の人がやってくるシーンから始まります。
そこで、ひげだらけの男の人が話すのが、もりおとこの話です。
地球全部の森は、地面の下に住んでいるもりおとこが育てているという荒唐無稽な物語なのですが、その後の展開、結末までを考えると、とても練られた構成であることに気が付きます。
もりおとこの結末は、かなりインパクトのあるものなのですが、このくらいの方が心に触れるものだと思います。

今から14年も前の作品なのですが、昨今の環境問題を真面目にとらえていて、子供との対話にも役立つ作品です。
読み聞かせる時期を決めて、是非子供に環境問題を考えさせる一助にして欲しいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 文句なしに面白い  投稿日:2010/05/02
カッチョマンがやってきた!
カッチョマンがやってきた! 作・絵: ミニ・グレイ
訳: 吉上 恭太

出版社: 徳間書店
ミニ・グレイという名前ですが、駐車場のとめてあったミニ・クーパーの中で生まれたからという逸話が素敵です。

この作品は、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞を受賞しています。
この賞は、ボストングローブ(新聞社)とホーンブック(児童文学評論誌出版社)がスポンサーの児童文学賞で1967年創設されたもの。
6月から翌年5月までの1年間に米国で出版された本を対象にしていて、ニューベリー、コールデコット受賞作家の作品が多いが、カーネギー、グリーナウェイ受賞作品や非英語圏からの翻訳作品も多いとのこと。

果たして内容はというと、期待させられる紹介を決して裏切ることのない素晴らしいものでした。
表紙からして、ちょっとマンガチックと思いきや、それがこの本の魅力となっています。
トイ・ストーリーと同じ趣と言えば分かりやすいでしょう。

お話は、ぼくの家に、フィギアのカッチョマンがやって来るシーンから始まります。
後は、カッチョマンの目線で描いた冒険活劇が、家の中の日常生活で思う存分に展開されます。
全てが擬人化された生活雑貨達との冒険は、楽しいの一言。
この楽しさは、読んでみないと分からないと思います。

そして、この邦訳が絶妙です。
スピード感溢れるストーリーを、更に盛り上げています。

是非パパに臨場感を込めて読んで欲しい一冊ですが、間違いなくディズニー当たりで映画化されることでしょう。
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あまりおすすめしない 言いえて妙な原題の邦訳  投稿日:2010/05/02
とんでもないおきゃくさま グリム童話
とんでもないおきゃくさま    グリム童話 作: グリム
絵: バーナデット・ワッツ
訳: ささき たづこ

出版社: 西村書店
グリム童話の1に収められた「ならずもの」を、バーナデッド・ワッツが再話した作品。
とんでもないおきゃくさまとは、言いえて妙な邦訳です。

おんどりとめんどりが主役なのですが、あひると縫い針、まち針を引き連れて大暴れという物語で、最後は、無銭飲食よりひどい宿泊料金の踏み倒しです。

読後感も良くないし、読み聞かせして何かプラスになるとは思えない作品でした。
バーナデッド・ワッツの絵は、見るだけでほのぼのとした暖かい気持ちにさせてくれるものなのですが、やはり作品は選んで欲しいところです。
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自信を持っておすすめしたい 向かい合って読む画期的な絵本  投稿日:2010/04/29
いっしょにごはん
いっしょにごはん 作: スギヤマ カナヨ
出版社: くもん出版
ほんを まんなかにして
むかいあって よんでね
さあ めしあがれ!
というフレーズから始まります。

ほんを上に開いて、子供と対峙して読み進める絵本です。
読み聞かせというより、ごはんを一緒にたべる「ごっこ遊び」が簡単にできるので、このアイデアには脱帽です。
遊びながら、ごはんを食べると言う行為を自然に学ぶこともできるというのは画期的なことだと思います。
くもん出版の面目躍如といったところでしょうか。

ママには大喜びの絵本だと思いますが、ここは是非パパの「ごっご遊び」の入門編として活用して欲しい絵本です。

この対話型の絵本が、シリーズ化されることを期待しています。 
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なかなかよいと思う 哲学的なお話  投稿日:2010/04/29
チコときんいろのつばさ
チコときんいろのつばさ 作・絵: レオ・レオニ
訳: さくま ゆみこ

出版社: あすなろ書房
レオ・レオーニの1964年の作品。
邦訳は2008年。

物語は、つばさのないことりのチコが、つばさを欲するところから始まります。
そして、手にいれたのは金色のつばさ。
その途端に、仲間であったことりたちが避けるようになってしまうのです。
後半は、チコが貧しい人に金色のつばさを与えて助けるシーンが続くのですが、どこか幸せの王子のような展開です。

読後感は、とても哲学的な話で、レオ・レオーニの作品としては、ちょっと異色という感じがありました。
私は、外面よりも内面で判断することを訴求したいように思えましたが、読み手によって、捉え方も異なるでしょうし、考えさせられることも多いと思います。
子供が純粋に絵本を楽しむには、一寸難解かも知れません。
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なかなかよいと思う 道路工事周りの風景が良い  投稿日:2010/04/29
みんなで!どうろこうじ
みんなで!どうろこうじ 作: 竹下 文子
絵: 鈴木 まもる

出版社: 偕成社
のりものおはなし絵本で、数多くの作品を世に送り出している竹下文子・作、鈴木まもる・絵の作品です。

内容は、道路の補修工事の始まりから終わりまでを忠実に再現したもの。
確かに、その時々は、こうだなと思い起こせる場面ばかりです。
その工事周りの風景がなんとも言えず、ほのぼのと描かれているので、魅了させられました。

私が子供のころは、道路舗装が始まった時代だったため、あちらこちらでこうした道路工事の車達をたくさん見かけたのですが、今は、たまに見かける程度。
実物を見る機会が少なくなった子供達に、どの程度受け容れられるか、ちょっと疑問があるところです。
でも、車好きな子供は多いし、道路工事の仕組みが良くわかるので、一度は読んであげて欲しい一冊です。
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