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本当に涙があふれて読めません
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投稿日:2007/10/07 |
物語のおしまいの方で、二頭の象が死んだ後、動物園の人たちが悲痛の声でさけびます。
「せんそうを やめてくれえ。やめてくれえ。」
何度読んでも、ここまでくると涙がこらえられなくなって最後までよめません。
何代先までも子どもたちに受け継いでいってほしい物語です。
武部本一郎画伯の本当に情感豊かな絵が、象と動物園の人たちの気持ちを切々と伝えてくれています。
個人的には、武部本一郎画伯の絵には、昔懐かしい童話からバロウズの冒険譚「火星シリーズ」「金星シリーズ」「ペルシダー」などで本当に長い間、親しんできましたので、特別に思い入れがあります。
素晴らしい一冊です。
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不思議な感動
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投稿日:2007/10/05 |
出てくるのは、たった二匹の恐竜だけ。
静かな静かな とても短いおはなしです。
読後、なんとも不思議な感動があります。なんだか哲学っぽいです。
むかし、『はじめ人間ギャートルズ』というTVアニメがありました。
そのエンディングテーマを、かまやつひろしが
「なんにもない♪ なんにもない♪ まったくなんにもない♪♪・・・」と歌ってました。
僕はこの歌を聞くと、大宇宙の無限を感じ、太古の地球に悠久を感じ、
不思議な感動を覚えたものです。
読み聞かせ会でも、けっこう子どもたちは、この本に聞き入ってくれます。
かまやつひろしが僕にくれた不思議な感動と同じような気もちを、
もしかしたら子どもたちは、この本から感じているのではないでしょうか。
だくちる だくちるる ♪
♪ だくちる だくちるる
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7日間だけなんて。寂しいけど暖かい。
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投稿日:2007/10/02 |
迷子の犬との出会いと別れ。
七日間のぼくとローリーの思い出。
心配したり、喜んだり、寂しいような、切ないような、読み進める中で様々に感情がゆれ動きます。
おしまいは ちょっぴり寂しいけど 子どもには、こんな(間接)経験が大切じゃないか と思います。
読後なんとも優しい気持ちになれるお話です。
わが子に読んで聞かせたことで、よけいに犬を飼いたいとの想いを募らせてしまったかな。
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おおらかに子どもを見るということ
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投稿日:2007/10/02 |
白ねこ三匹と黒ねこ三匹のきょうだいが、お次は何をやらかすか?ページをめくるのが楽しみになります。
おとなしくてお行儀のよい白ねこ三匹。いたずらでドジばっかりの黒ねこ三匹。
切り絵をよくみると、実は白ねこと黒ねこは同じ子猫と気づくはず。
白か黒かは、おとなが見方を変えているだけ。ほんとうは、同じなんですね。
くろねこかあさん やさしいかあさん
しろねこさんびき すくすくそだつ
くろねこさんびき すくすくそだつ
どっちのねこもおんなじ。おとなはおおらかに見ていればいいんだと、この本が教えてくれました。
この本とは、何年か前に、福音館の方の読み聞かせ講演会で出会いました。
幼児や低学年の小さな子どもたちも、熱心に耳を傾けていました。
きっと、それぞれが白ねこだったり、黒ねこだったり自分に思いあたるところがあったのでしょうね。
著者の東君平さんの童話は、どの作品にもあたたかでやさしい眼差しが感じられます。
その東君平さんも六人きょうだいだったと聞いています。
すくすく育つ子どもの気持ち、おおらかで優しいお母さんの姿が描かれたこの作品は、くんぺい童話の中で私がいちばん好きな作品です。
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素直に感動できます
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投稿日:2007/10/02 |
野良犬の世界のお話です。
新参者の”あしなが”について様々な風聞が流れてきます。
だんだん”あしなが”の真実が明らかになるにつれて、読み手の自分までが、”あしなが”のことを誤解していたことに気づきます。同時に、知らず知らずのうちにイジメに加担することの怖さを感じました。
でも、おしまいは、ハッピーエンド。感動的です!
この絵本は、子どもたちには、友達関係のことを考える良いきっかけになりそうです。
自分はまだ使ったことはありませんが、小学校中学年以上の読み聞かせ会に良さそうかなと思います。
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大切なことをしっかり伝えてくれます
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投稿日:2007/10/02 |
韓国のお話です。
あまのじゃくな息子がえると母さんがえるのお話し。
前半は楽しい笑い話ですが、後半は重く悲しいお話にドラマティックに急転します。この辺は、突き落とされる感覚ですね。
幼児から小学校高学年まで、このお話を聞いてくれた子どもたちは、皆、神妙なおももちで聞いてくれました。
親を大切に想う気持ち、取り返しのつかない過ちetc...しっかりと子どもたちの心をゆさぶります。
美しく余韻をのこす叙情的な挿絵も、この絵本の魅力です。
読み聞かせ会でしんみりと聞かせたい人にもお薦めの作品です。
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胸に残るやるせなさ
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投稿日:2007/09/30 |
自分を村から追い出した村人なのに、彼らのために力を尽くした「しばてん」は再度、村人のために犠牲になります。「しばてん」が背負った悲しい運命を思うと、切なさがこみ上げてきます。きっと、子どもたちは、なぜかは分からないけど、なにがしかのやるせなさが胸に残っているのではないかと想像します。おとなになったときに、いつか「しばてん」を思い出す瞬間が誰にもあるのでは。そんなふうに思います。
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