「自分が、どう思うかが大事」を教えてくれる
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投稿日:2018/07/25 |
首をぬっと出してくる感じ、無表情なのに独特の雰囲気の顔。
同じ芸名の某お笑い芸人さんを思い出し、思わず低い声を出しつつ、センターマイクに顔を近づけるそぶりをしてしまいました。
…娘には「変な声出さないで、ちゃんと読んで!」と叱られましたがね。
しかし、娘が真剣に面白がるだけある、センスのある絵本でした。
まず、絵がアート!そういう構図で、表現するんだ!?とびっくりさせられました。キリンの顔の位置、他の動物との距離感。他の絵本ではあまり見たことのない絵。
「キリンが」どう思うか、を強く表現しているように感じました。「あくまで主観」という。そして、主観を突き詰めた結果、自己評価につながっていくさまが素敵でした。
早い段階で自分の素敵な部分を自分で見つけられたら、人生バラ色だな。それには、自分の目で色々な素敵なものを見ておかないとね。
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「失敗」を失敗に思わせない、楽しさ
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投稿日:2018/07/16 |
「どすん!」と落下するたびに「ぎゃはは!」と爆笑の娘。
ネタとしてとらえているかのようで、娘も失敗を「失敗」としてとらえていない、そこが魅力だと思いました。
何かが型どおりに上手くできなくても、「こんなんなっちゃったよー(笑)、さあ、次いこか!」と軽やかに生きていけたら、楽しいよね。
何も説教くさいところがなく、ただただシンプルでかわいいくまくんの行動にはっとさせられます。
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「怖い本」デビューに最適。
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投稿日:2018/06/19 |
赤ちゃんから読み続ける本の中に、「怖い」をテーマにしたものはなかなかお目にかかりにくいものです。あまりに怖すぎると子供のトラウマになりそうだし、絵本嫌いにもなってしまう。中途半端に怖いだけだと、シュールさが際立って面白さに繋がらない。
その点、この本はパーフェクト。
シュールさも維持しつつ、ちゃんと「怖い」。
寝ないと、連れて行かれちゃうぞという教育的要素もあってストーリー展開に意味がある。
私も小さいころ、読み聞かせしてもらい「怖いもの見たさ」のどきどきを初めて体験したように感じました。
最近は娘は「こわい〜」といいつつ、にやにや(笑)。
「怖い」と「わくわく」は紙一重なのだなと思いました。
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あの子もこの子も、トイレでち〜!
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投稿日:2018/06/18 |
なかなか、ママと二人、一対一のトイトレって進まないこともあります。そんなときには、お友達のち〜!がとっても有効だったりします。
なんだか、トイレに気が向かなくても、あの子が行ったから行ってみるか…と。そこをうまく、楽しげに書かれているのがいいと思いました。
私個人は、教材的な内容よりも、ただただストーリーを楽しむものの方が好きですが、子供のトイトレには効果が期待できる絵本だと思います。
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「生まれる」って、こんなに素敵なこと
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投稿日:2018/06/17 |
キリスト教の受胎告知をモチーフにしたのでしょうか。
天使からの予言から、ふわおくさんご夫婦に新しい命がプレゼントされます。
「うまれる」って、こんなに素敵なこと。
それだけをシンプルに、淡々と伝えている。
赤ちゃんを迎えるパパママにとっても、赤ちゃんにとっても。
「ただ、そこにいるというだけで大きな存在」って、こういうことだと思います。
赤ちゃんのころから、うさこちゃんの好きな娘の原点となるような一冊です。うちにおいてあるものはあまりに読み込み過ぎて、肝心のうさこちゃん登場シーンのページに穴を開いています(笑)
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見開いたおめめが、怖いけど(笑)
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投稿日:2018/06/17 |
3歳の娘が未だに好きな本。
というか、年齢が低いころは表紙のくまちゃんのお目目が見開いているのが怖いとあまり好きではなかった様子。
…確かに、「誰が見てもかわいらしい」という感じではないので、イラストの好みはわかれるところだと思います。
色使いも柔らかい、というより暗めの色彩で落ち着いていますし。
けれど、世の中に「いないいないばあ」をモチーフにした絵本は山ほどあれど、我が家にとっての「いないいないばあ」はこの一冊。
私たち親子の好きなフレーズは「にゃあにゃが ほらほら いないいない
ばあ」です。ここが一番語感が良いように感じるのです。
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「おさじ」という言葉のすわりの良さ。
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投稿日:2018/06/17 |
年齢が低かったころは、「うさぎさんがかわいくない」と言っていた娘。今では、かなり気に入っています。
この本の魅力はスプーンではなく、「おさじ」と言っているところでもあると思うのです。普段はスプーンと呼んでいるけれど、ここでは断然おさじ。
なんだか、日本語としてのすわりがとても良い。
ばあばが孫に「はい、おさじ。あら、今はおさじなんて言わないわよね」と恥ずかしそうに言ったことがあります。
この絵本を読んでいたので「スプーンのことだと分かるよ」と会話したのが印象深いです。
最近は日常であんまり使わなくなった単語も、こういうところで生きてくるなあと思いました。
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独特の距離感が絶妙
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投稿日:2018/06/13 |
子供が0歳の時から読み聞かせしている本で、もう、表紙も背もぼろぼろです。
子供の反応が特にいいわけではないけど、なぜかずっとそばにあり、何度も読んでいます。
この本の特徴は「読み手に寄り添いすぎない距離感」だと思いました。全体が説明に終始していて、そこで物語が展開するわけではないので、読み手との相性が出てくる気がします。
でも「おんどりは うまないで いばってあるくだけ」にドキッとした大人もいるのでは…。意外なところで、メッセージ性のあることを差し込んだ点、著者の意図を感じます。
ある時は私は心の中で「ほんと、そうだよねー!!」と思いながら読んだり、「まあ…、そんなこともないけどね…」と思ったりしながら、ここの件を読みます。
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今日はどんな「買って」にしようかな。
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投稿日:2018/06/09 |
この本を読むと、毎回小さいころの私を想像します。
と、いうのも母によると私は相当手のかかる子供で、まず日々の買い物が大仕事になったそう。
まさに、絵本の中のしろくまちゃんを数倍激しくした感じだと(笑)。
買ってもらえなくて、「おかあさんの けちんぼ」で終わらず、床にだーん!とひっくり返っての大暴れ…。
幸い、うちの娘は「激しいしろくまちゃん」ではありませんが、「買ってほしいのに買ってもらえない」シーンに共感を覚えるようです。
なので、ここが一つの見せ場となり、毎回、声色やテンションを変えて「かって かって」をやります。
最近は激しいしろくまちゃんのノリでやると、子供にウケます。
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日本語の持つリズムの心地よさを体感。
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投稿日:2018/06/08 |
ちいさな さかなが おりました
ぐるぐるまわって みずのなか
ぱんのかけらは ないかしら
韻を踏むような、優しい言葉のリズムがとても心地よい本です。いしいさんの訳が絶妙に日本語を魅力的に感じさせます。
子供が0歳のころからずっと読み聞かせしているので、そのリズムが自然と体に染みついていくように、私も文章を覚えています。
まるで、子守唄のようでもあり、リズムに沿って子供の小さな背中をぽんぽんしながら読んでいくと子供も落ち着いた気持ちになるようです。
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