新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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じょうこう

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じょうこうさんの声

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自信を持っておすすめしたい 自分を大切にできる  投稿日:2021/10/22
きみがしらないひみつの三人
きみがしらないひみつの三人 作・絵: ヘルメ・ハイネ
訳: 天沼 春樹

出版社: 徳間書店
ちゃんとご飯食べなさい
人に優しくしなさい
ちゃんと勉強しなさい
というアプローチではなく

自分の中に
自分のことを考えてくれる
友だちがいる
と思えたら
自分のことを大事にする
つまり
自分の友だちを大切にするということにつながるのではないでしょうか。
自分の中の友だちという考え方が
すごくイメージしやすいなあと思いました。

この物語のいいなあと思うところは
赤ちゃんのときだけじゃなくて
子どもになっても
結婚しても
中年になっても
高齢者になっても
ずっとずっとずっと
そばにいるっていうところ

そして
さらに

死んだあとも
この三人の友だちは
バラバラになるけど
まだ働いてくれる

死んでも
ハートおばさんが
君がまいたタネを育ててくれると思えたら
死ぬことがちょっぴり怖くなくなる、かもしれません。

絵もユーモラスでいいなあと思いました。
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自信を持っておすすめしたい ライオンに近づける絵本  投稿日:2021/09/15
はじめてのかり
はじめてのかり 作・絵: 吉田 遠志
出版社: リブリオ出版
絵なのに
カラッとした空気
動物の走るスピード

土煙
獣臭
を感じます、絵なのに。

若いライオンが初めての狩をするその様子を描いています。
動物を擬人化している絵本はいろいろあると思います。

こぐまが動物園に行く
とか
7匹の子ヤギが留守番をする
とか
しろくまがホットケーキを焼く
とか。

でもこの絵本は、動物の生態にあくまでも忠実なんです。(多分)
けれども、そこに物語がある。
それってすごいことだと思うんです。

この絵本は一見地味なようでいて
ページをめくり
言葉を音に変えていくことで
アフリカのライオンの近くで
若いライオンたちのはじめての狩りを
息を詰めるように見守ることができる
もしくは
ライオンに共感?
ライオンの気持ちに近づける?
すごい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 枠の意味を考えてみました  投稿日:2021/09/15
みにくいおひめさま
みにくいおひめさま 作: フィリス・マッギンリー
絵: 中川 宗弥
訳: 間崎 ルリ子

出版社: 瑞雲舎
挿絵が楕円の中に描かれています。

3重の楕円の紺の枠にお城の絵が描かれているのが
扉の絵。

紺の枠は
みにくいおひめさま状態のときを表していて
3重であれば
それは状態が重い

だから
エスメラルダのみにくさ加減を描写している前半は
ずっと
紺の3重の枠の中に描かれている。

そして、
枠に入っていない絵が描かれている。
それは、
エスメラルダを美しく変えることができると
名乗り出たグッドウィット夫人。

この人はなんの枠にも入ってない。

そして、グッドウィット夫人のお家は
オレンジの枠の中に描かれている。
それも
1重です。
3重にもなってない。

オレンジの枠の中には
グッドウィット夫人の生活が描かれている。

そして枠に入っていない絵。

これは
エスメラルダが
美しく変わる魔法の瞬間。

みにくいエスメラルダの紺の枠は
3重から2重へ
2重から1重へ
少しずつ枠が細くなっていく。

そしてとうとう
みにくいエスメラルダが美しいエスメラルダに変わったとき
エスメラルダは
オレンジの1重の枠の中に描かれている。

これはわたしの想像ですけど、エスメラルダの変化を
挿絵の枠の色と数でも表しているのではないかなあと感じました。
ぜひ、読んでみてください。
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自信を持っておすすめしたい しょうにゅうどう愛炸裂  投稿日:2021/05/11
【新装版】科学のアルバム しょうにゅうどう探検
【新装版】科学のアルバム しょうにゅうどう探検 著: 徳富 一光
出版社: あかね書房
「しょうにゅうどう
それは、太陽から
みはなされた
まっくらな地底の世界。」

こんな書き出しから始まります。

「科学のアルバム」というシリーズの中に紛れ込んでいて
教科書の副読本的ななりをしていながらにして
中身は
愛が炸裂している。
それもしょうにゅうどう愛が。

長男が年長の頃、繰り返し愛読していたこちらの本。

「暗くて狭くてジメジメしたところを
ロープやライトやボートを使って探検する」

ワクワクがとまらなかったようです。

(以下引用)
「一度はいりこむと出口をみうしない、
なん日も外にでられなかったり、
ついに地上へもどれなかったりすることもあります。
人びとは、そういうどうくつを”不帰(かえらず)のあな”とよんでいます。
さあ、ライトの光をたよりに、不帰のあなにはいってみましょう。」
(引用ここまで)

さあ、と言われても
わたしは嫌です(笑)

でも子どもにはたまらない魅力だったみたいです。

ヘビロテしてました。

科学のアルバム
なので
著者の撮影した写真がメインなんですが
解説ページには
イラストもあります

そのイラストを描いた人の名前が!
サラッと
「薮内正幸」とありますよ!
驚きです。
参考になりました。 0人

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