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絵本紹介
2022.12.08
2022年のクリスマスまであと20日を切りました。皆さんは、クリスマス気分を盛り上げるために絵本を読んでいますか? 書店のクリスマスコーナーにもたくさんのクリスマス絵本が並んでいますが、クリスマス絵本を読むタイミングはまさに今!
出版社さんいちおしのクリスマス絵本12作品をまとめてご紹介します。
この書籍を作った人
1934年イギリス ロンドンで生まれる。「さむがりやのサンタ」(福音館書店刊)でケイト・グリーナウェイ賞、「ゆきだるま」(評論社刊)でフランシス・ウィリアムズ・イラストレーション賞を受賞。「スノーマン」「さむがりやのサンタ」はビデオ化されている。
この書籍を作った人
東京生まれ。出版社勤務を経て、翻訳家・編集となる。JBBY会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。青山学院女子短期大学教授。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。アフリカ系アメリカ人を主人公にした絵本の翻訳に『ローザ』『わたしには夢がある』『つぼつくりのデイブ』『かあさんをまつふゆ』『むこうがわのあのこ』『川のうた』『リンカーンとダグラス』(以上光村教育図書)、『ひとりひとりのやさしさ』(BL出版)、『きみたちにおくるうた』(明石書店)、『イライジャの天使』(晶文社)、『ふれ、ふれ、あめ!』『ぼくのものがたり あなたのものがたり』(以上岩崎書店)、『じゆうをめざして』(ほるぷ出版)などがある。翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。訳書に『ゆき』『シャーロットのおくりもの』(ともにあすなろ書房)、『くらやみのなかのゆめ』(小学館)、『ひとりひとりのやさしさ』『やくそく』(ともにBL出版)など多数。
みどころ
みんな大好き、クリスマスの定番曲「ジングルベル」が絵本になりました!
「ゆきを けり のやま こえて
くまのおやこが そりを はしらせます」
この絵本の楽しいところは、ジングルベルの歌詞を盛り込みながらストーリーが展開していくところ。
最初は親子4人で乗っていた馬ぞりに、たくさんのお友だちが乗ってきます。
ぎゅうぎゅうに詰まったそりを滑らせるのって、なんて楽しそうなんでしょう!
しかも……そこに、あの人も乗ってくるんです。
そう、赤い服の、あの人です!
それから、そりで一緒にプレゼントを配ったり、「あの人」のおうちで一緒にごちそうを食べたり!
ああ、クリスマスって、なんて楽しいのでしょうか。
思わず歌ってしまいます。
「こころも いさむよ そりのあそび!」ヘイ!
真っ白な雪景色と動物たちの鮮やかな色彩とのコントラストがにぎやかで、さらに楽しい気持ちを掻き立てられます。
お子さんと一緒に歌いながら読んでみてくださいね!
この書籍を作った人
翻訳家・編集者。1974年東京・ 国立市生まれ。祖父はトルストイ文学の翻訳家・北御門二郎。幼少期を熊本で過ごし、 大学卒業後、 児童書出版社に勤務。その後留学を経て、児童書の翻訳に携わる。2004年より、 東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。翻訳作品は『モミの木』『台所のメアリー・ポピンズ』(以上アノ二マ・スタジオ)「テディ ・ ロビンソン」シリーズ、『庭にたねをまこう! 』(以上岩波書店)、『たまごってふしぎ』(講談社)など多数。
この書籍を作った人
1989年大分県生まれ。東京都育ち。女子美術大学版画コース卒業。見る人の気持ちをあたたかくする絵を描く。喜怒哀楽の表情が豊かな動物が特長。作品に『あめのひえんそく』(岩崎書店)、『おふろだいすき! しろくまきょうだい』(教育画劇)、『いっしょにあそぼう いない いない ばあ!』『ねんねのじかん ねてるこ だあれ?』(共に永岡書店)がある。
みどころ
家に帰る途中、大きなツリーが道を明るく照らしていました。「クリスマス・ツリー、うちにもあったらいいなぁ」と、男の子は思います。家に着いて、部屋でクリスマスパーティの準備をしていると、前のクリスマスにもらった箱の中から、「しゃかしゃかしゃか」という音が聞こえてきました。
ずっと前から空っぽの箱。「へんだなぁ」と中を覗いてみると、箱の中にはなんと、サンタクロースのような格好をした小さなおじいさんがいました。箱の中には土があり、おじいさんがその土を耕していたのです。おじいさんはピカピカした金色の「クリスマスのたね」を埋めます。
作者のおかいみほさんは、イタリア在住。土の精製工場・アトリエ・やきもの工房を北イタリアの地に開き、30余年になります。エッセイ・絵本も国内外にて多くの作品が出版されています。
クリスマスツリーや街並み、教会などのシーンから、絵本全体にヨーロッパの雰囲気が醸し出されています。でも男の子とおじいさんがお母さん手作りのおにぎりを食べるシーンはとても日本的。ヨーロッパの文化と日本の文化が見事に融合しています。これは和洋折衷のおしゃれなクリスマス絵本と言えそうです。
この書籍を作った人
1965年神戸生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒。1990年イタリア国政府官費留学生として渡伊。アトリエ・陶工房 Studio Miho OKAI 主宰。ブリジゲラ市に土の精製・製造工房Le Terre di Faenza di Miho Okaiを設立。油絵画家・陶芸家であり、エッセイスト。絵本作家。心に響く不思議世界を表現。エッセイ・絵本執筆は国内外に及ぶ。絵本に「きりんいす」(福音館書店 ) 「となりのおと」(岩崎書店) ほか。在イタリア。
この書籍を作った人
1946年熊本生まれ。 1972年、はじめての創作絵本「ぼくのべんちにしろいとり」出版。90年「風とひょう」でイタリア・ボローニヤ国際児童図書展グラフィックス賞受賞。91年、神奈川県北鎌倉に「葉祥明美術館」開館。97年、絵本「地雷ではなく花をください」で日本絵本賞読者賞受賞。2000年、長崎の原爆をテーマにした絵本「あの夏の日」が、第6回平和共同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞。02年 絵本創作の原点である熊本県阿蘇に「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」を開館。
みどころ
かつては世界一の大どろぼうだったカメレオンのドロンが、探偵になって帰ってきた!ハリネズミのチクリン警部からの要請を受け、オウムぼうやのクリスマスプレゼントを盗んだ犯人を探します。
事件が起きたときにおやしきにいたのは、門番のフクロウ、コックのペリカン、そうじ係のカラスの3人。この中の誰かが、プレゼントを盗んだはず。ドロンは体の色を自由に変えられるため、部屋に景色に溶け込んで、彼らを見張ります。みんなもドロンと一緒に、犯人を探し当てられるかな?
カラフルでおしゃれなイラストは、大人でも目を奪われるほど魅力的。クリスマスツリーでの大捕物のシーンは迫力満点です。また、事件の謎解きをしながら、ページの中に隠れるドロンを探すのも楽しいですよ。こんなところに隠れてる!と盛り上がること間違いなしです。
この書籍を作った人
埼玉県生まれ。出版社勤務の後、フリーで編集をしながら小沢正氏に師事。絵本に『いかりのギョーザ』(佼成出版社)、『ゆでたまごひめ』(教育画劇)、『えだまめきょうだい』(アリス館)、『かさじおやぶん いっけんらくちゃく』(小学館)、「どろろんびょういん」シリーズ(金の星社)などがある。
みどころ
もうすぐクリスマスがやってきます。キラキラ輝く町のイルミネーションも素敵だけれど、おうちに飾るクリスマスツリーって、特別な存在ですよね。
ウィロビーさんのお屋敷に、トラックでツリーがとどきました。青々とした、見たこともないくらい大きなツリー。さっそく大広間に飾りますが、あれあれ、大きすぎて天井につっかえてしまいます。執事のバクスターが木の先っぽをおのでばっさり。ちょうどいいサイズになりました。
切られた先っぽは、小間使いのアデレードへのプレゼントに。アデレードの部屋に飾られたツリーはちょっぴり大きくて、はさみで先っぽをちょきん。その先っぽを庭師のチムが見つけて……。
今度は誰が拾うのかな? 自分のおうちにちょうどいいサイズにするために切られたツリーの先っぽが、見つけた人や動物たちの特別なクリスマスツリーになっていくようすは、まるで魔法のよう。なんとも楽しい気持ちになります。
そしてツリーがおうちにやってきたらどんな飾りつけをしましょうか。みんなのおうちをちょっとのぞいてみましょう。
金や銀のきらきらしたものや、鈴や、はちみつのお菓子や、ポップコーンを糸でつないだものや、チーズで作ったお星様! なんとも素敵なアイディアが満載です。それぞれのおうちのクリスマスの飾りつけもかわいらしくて、見どころのひとつ。
み〜んな笑顔で幸せなクリスマス、いいですね。クリスマスを待ちながら、楽しみに読みたい一冊です。
この書籍を作った人
〈1904-1989年〉佐賀県生まれ。毎日新聞記者を経て、絵本・写真・バレエの研究・評論に活躍。ヘレン・バンナーマン『ちびくろ・さんぼ』をはじめ、シド・ホフ『ちびっこ大せんしゅ』(大日本図書)など、児童書の翻訳を多数手がけた。
この書籍を作った人
僕にとって、絵本をつくるということは「あ!いいな」の気分が形にできるかどうかということです。だから、きょうも「いい気分」を探しています。1955年東京生まれ。セツ・モードセミナー研究科卒。グラフィック・デザイナー、イラストレーター。初の絵本作品は『おとうさんびっくり』(絵本館)。他に月刊漫画「ガロ」に描いた漫画を絵本化した『さがしものはネコ』(架空社)、主婦の友あかちゃんえほんシリーズ『みつけたよ!』『まあだだよ!』(主婦の友社)、『ばけれんぼ』(PHP研究所)、『まよなかのほいくえん』(いとうみく/文 WEB出版)、妖怪絵本シリーズ『妖怪横丁』『妖怪遊園地』『妖怪温泉』『妖怪食堂』(絵本館)など。