ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)
SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。
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絵本紹介
2023.04.11
恐竜の謎に迫る研究は、目まぐるしいスピードで日々進んでいます。
この春、東京・上野の国立科学博物館で開催されている「恐竜博2023」では、アンキロサウルス類の全身実物化石が日本初上陸するそう。日本の調査隊によってアルゼンチンで発掘され2022年に新種認定された肉食恐竜の化石も世界初公開されたりと、最新の調査研究によってこれまで知らなかった恐竜の世界を体感できそうです。
恐竜をテーマにした本や図鑑の進化も、見逃せません! 今回は、さまざまな趣向をこらしたとっておきの恐竜の絵本を集めました。最新の学術研究を反映した恐竜たち、しかけで楽しむ臨場感たっぷりの恐竜の世界、時空という観点で俯瞰する恐竜の時代。親しみさえ感じてしまう恐竜のおはなし絵本も、ぜひ!
恐竜愛が止まらない子どもたち、大人の皆さん、たっぷりとお楽しみくださいね。
出版社からの内容紹介
恐竜が動く!飛び出す!迫力があるしかけが各ページにある、楽しいポップアップ図鑑。大きな文字や分かりやすい解説、模型を使った写真など、幼児から楽しめるよう配慮された、恐竜に興味をもちはじめたお子さんにも最適の図鑑です。ティラノサウルスやステゴサウルスやイグアノドンなど人気の恐竜をはじめ、ゼノタルソサウルスなど珍しい恐竜も大集合!特徴やひみつを知れば、きっとお気に入りの恐竜がみつかります。プレゼントにもピッタリです!
出版社からの内容紹介
太古の世界の動物を約200種類取り上げています.地上の恐竜,空の翼竜,海の爬虫類の姿や生態(生息期間・全長・生息環境・食べ物など)をカラフルな図や写真を使って解説します
出版社からの内容紹介
これが新説だ!
『でんしゃのずかん』『はたらくくるまのずかん』に続く、五十嵐美和子さんの大ヒット「コドモエのずかん」シリーズ第3弾。
重要な恐竜56種と同時代の動物16種を網羅。
恐竜研究の第一人者・富田京一先生監修による最新の学説を反映した恐竜たちは、かつて彼らが実在し、その子孫が今も生き続けていることをリアルに伝えます。
羽毛の毛並みまで緻密に描き出された姿には、思わず触りたくなる愛嬌が。
「恐竜のお仕事をするには」も収録。
2020年6月刊
この書籍を作った人
1983年埼玉県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。第8回MOEイラスト・絵本大賞佳作。
みどころ
遊んで学べる絵本として大人気、香川元太郎さんの「迷路絵本」シリーズ。
待望の第17弾は、「恐竜の迷路」です。子どもたちの大好きな恐竜と迷路が組み合わさった今作、本を開く前からワクワクしてしまいますよね。香川さんが恐竜をテーマに迷路をつくると、一体どんな世界が広がるのでしょう。
ここは、恐竜博物館。恐竜研究隊の子どもたちが見学に来ています。お姉さんの案内でいろんな化石を見て回っていると、突然三色の光がみんなを包み……。目を開けると、「ここ、どこ?」そこは恐竜がいっぱいのナゾの世界!
迷路を通って進んでいくと、ページごとにいろんな恐竜が現れます。小型恐竜ミクロラプトル、鎧竜サイカニア、巨大恐竜ブラキオサウルス、海には魚竜やアンモナイトも! 恐竜の絵の側にその恐竜の名前も隠れているので、探して名前を覚える楽しさもありますよ。
肉食恐竜から逃げながら、それぞれの場面で迷路を通り抜け、かくし絵を探し、クイズを解いていきます。次々に登場する恐竜たちの姿に、子どもたちの興奮も止まらなくなってしまうはず。ひそんでいる恐竜にも気をつけて!
各見開きページには、「めいろ」「めいろ2」「かくしえ」「みつけよう」の4つの問題が用意されています。ふたつの迷路はルールが違います。通るところは道だけではありません。木の枝や空を通ったり、赤い実を拾いながらなどの条件つき迷路も。そして「かくしえ」もこのシリーズの大きな楽しみのひとつ。思わぬところに思わぬ絵が隠れています。 「みつけよう」の問題で、絵の中に紛れた現代の生き物やおもちゃを探すのも面白い!
恐竜研究隊のみんなが、もとの世界に戻ってこれるのか、ハラハラドキドキ、あっという間に最後のページになっちゃった? いえいえ、まだまだ楽しみはたくさんあるんです。おはなしの後には、前のページに戻って楽しめるいろんなクイズが用意されています。
さあ、新しい秘密を解き明かしに、もう一度「恐竜の世界へ」行ってらっしゃい!
今作もこれでもか!という遊びが詰まっています。緻密なイラストで描かれる恐竜の姿も見ごたえたっぷり。ぜひ何度でも本を開いて、親子で、友達同士で、遊びつくしてくださいね。
この書籍を作った人
1959年、愛媛県生まれ。歴史考証イラストの専門家。歴史雑誌や教科書などに多数の歴史考証イラストを描く。著書に「透視&断面イラスト日本の城」(世界文化社)など。切手や絵入り官製はがきでも多くの原画が採用されている。かくし絵・迷路制作でも定評があり、著書の迷路絵本(『時の迷路』ほか5冊・PHP研究所)は、シリーズ100万部超のベストセラー。他の作品に『かずの冒険 野山編』(小学館)がある。
みどころ
恐竜ファンの子どもたちから大人気! 親子2代で読み継がれている、黒川みつひろさんの恐竜絵本。1992年の第1冊目『たたかえ恐竜トリケラトプス』の刊行から、今年で30周年を迎えます。その記念すべき年に、新シリーズ「恐竜しんはっけん」がスタートしました!
トリケラトプスの親子ビッグホーンとリトルホーン、友達のプテラぼうやが、親とはぐれたデイノケイルスの子ども・ディノを群れに送り届けるため、北米からアジア大陸を旅する物語。注目の第1弾は、彼らの出会いのお話です。
ある日ビッグホーンたちは海岸で、流されてきた子どもの恐竜を見つけます。助けようとしたそのとき、現れたのは海のギャング、「ウミトカゲ」のモササウルスとティロサウルス! そこからトリケラトプスとウミトカゲの激しいバトルが始まります。
全長最大17メートルという巨大な体と、鋭い歯がずらりと並んだ口。噛まれたらひとたまりもありません。さあ、がんばれ、トリケラトプスたち! 今回はどんなかっこいい戦いぶりを見せてくれるでしょうか?
シリーズの人気の秘訣は何といっても迫力満点の恐竜たちの戦い! 今作でもトリケラトプスたちと2頭のウミトカゲの、手に汗握る攻防が見どころです。画面いっぱいに広がるウミトカゲの大きな口の恐ろしさといったら!! ハラハラドキドキ、お話を楽しみながら、ダイナミックに動きまわる恐竜たちの姿を堪能できます。
新しい物語の幕開け、この先どんなことが待っているのか、向かうアジア大陸でどんな恐竜たちが登場するのか、次のお話が待ちきれませんね。
カバー裏に、黒川みつひろさん描き下ろしのぬりえとめいろがついています。絵本のすみずみまで楽しんでくださいね。
この書籍を作った人
1954年、大阪に生まれる。大阪市立美術研究所で絵を学ぶ。恐竜絵本作家として活躍中。古生物研究についても造詣が深い。現在、東京都練馬区にアトリエを構える。作品は『恐竜の大陸1〜7巻』『恐竜図解新事典』『たたかう恐竜たち既11巻』『恐竜ティラノサウルス大図解』(小峰書店)『絵巻えほん 新・恐竜たち』『恐竜の谷』(こぐま社)など、多数出版されている。
出版社からの内容紹介
「恐竜は何を食べていたの?」「化石はどうやってほりだすの?」「恐竜はどうしていなくなったの?」色々な疑問に、めくるしかけで楽しく解説。ティラノサウルスやトリケラトプスなど人気の恐竜や古生物が90種以上登場!
この書籍を作った人
公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳をしている。訳書に、『としょかんライオン』(岩崎書店)、『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)、『いっしょにおつかい』(岩波書店)、『いもうとガイドブック』(少年写真新聞社)、「ちいさなエリオット」シリーズ(マイクロマガジン社)など、多数。
出版社からの内容紹介
ダイちゃんは恐竜が大好きです。恐竜の図鑑を見て、うとうとしていたダイちゃんは、なんと化石になって恐竜の世界へ! ダイちゃんを発見した恐竜たちは大さわぎ。ダイちゃんは、いったいどうなるのでしょうか? あべこべなファンタジー。
この書籍を作った人
1953年東京都生まれ。東京芸術大学大学院彫金科修了。第三回サンリオいちご絵本童話と絵本グランプリ優秀賞などを受賞。絵本に『もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう』(第18回ブラティスラバ世界絵本原画展入選)、『よりみちエレベーター』『つみきつんでもっとつんで』『それいけ!おもちゃだいさくせん』(以上徳間書店)、『てじな』(福音館書店)、『たっくんのおしろ』(ひさかたチャイルド)など。
みどころ
140億年前の宇宙誕生からはじまり、2022年地球のイマ、ココまでをつなぐ歴史のうねり。そして、この先につながる、はるかな未来を示す羅針盤。これは、宇宙と地球とで脈々とつむがれた、壮大な人類史を描いた歴史の大図鑑です!
「本書の冒険の旅を通じて、私たちは
太古の昔から現代までたどりついた時空のなかにいるのだと、理解することができます。川の流れに
みちびかれ、その勢いに押されながら、私たちは前へ前へと進んでいます。」
本書では、歴史を川にたとえ、時間の流れをラインとして捉えています。その始点は、ビッグバンによる宇宙誕生。
ラインを辿りながら、ダイナミックなイラストをたどっていくと、恐竜の時代がはじまります。やがて先史時代が幕をあけ、猿が人類に進化! そして、メソポタミア文明、古代エジプト、オスマン帝国──古代に興ったさまざまな文明の歴史を、個別に振り返っていきます。
時代は中世に入り、大航海時代やルネサンス、二度の世界大戦などを経ながら、コロナウイルスの世界的パンデミックに至るまでを俯瞰する、壮大な歴史の旅!
古代エジプトの壁画に描かれた、大王たちの戦いの歴史。万里の長城を辿りながらつむがれる、中国4000年。世界地図に描かれた航路をなぞる、大航海時代の冒険! 見開きの1ページ1ページが、それぞれの時代やその中心となる文化、出来事をあしらったオシャレなデザインになっていて、イラストをながめているだけで楽しめるのも、大きな魅力です。
とはいえ、要点を抑えつつ易しい文章でつづられ、それでいて大人の要求にも応える豊富な情報量を備えた本書は、人類史を学び、歴史の大勢を捉えるための最初の一冊として、幅広い層の読者におすすめできます。
本書が人類史の本としてさらに特徴的なのは、後半。 「テーマから見る歴史」と題して、文学、スポーツ、音楽、映画などの一分野に焦点を当てて、その興りから現代までが描かれている点です。
ダーウィンが進化論を発表したのと同じころ、物理学者によりカラー写真が発明され、プラスチック素材が誕生し、芸術界では光と影の対比に着目した絵画手法が花開き、ロンドンでは世界初の地下鉄が開通しました。同じ年代を様々なジャンルで切り取って横断的にながめてみることで、その背景にある時代の雰囲気を、より体感的に知ることができるのが、本書ならではのおもしろい読書体験でした。
大図鑑の名に恥じない圧倒的ボリュームと、理解を助ける見た目にも楽しいオシャレなイラストの数々で、読者を歴史の深淵な世界に誘う人類史入門の決定版です。
文:竹原雅子 編集:木村春子