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世界の国からいただきます!(徳間書店)

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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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2023年5月 新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2023.05.17

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雨の絵本(2023年5月 新刊&おすすめ絵本)

あぁ、どうしてよりによってこんな日に。
楽しみにしていた旅行やお出かけ、ずっと準備していた行事やイベント、雨のせいで中止になっちゃった。朝はお日さまが出ていたから干してきたのに、洗濯物は台無し。折り畳み傘も持っていないときに限って急などしゃ降り、そしてずぶ濡れ。 …くーーっ、雨のばか!

人の力ではどうにもならないお天気。特に雨に対しては、誰もが一度は恨み言をこぼしたことがあるのでは……?そうは言っても、雨には雨の事情があるのか、ないのか。それならもう、諦めるしかありませんよね。雨は降る、こちらの意図に反して。だったらいっそ雨と仲良くなってみるってことで、どうでしょう?

……というわけで、せっかくですから雨をテーマにした絵本をご紹介します! 絵本の中には雨と仲良しの仲間たちや、雨降る一日の楽しみ方のヒントがいっぱい。室内ならではの過ごし方を見つけてみたり、窓を打つ雨粒を眺めてみたり、本を開いておはなしの世界に飛び込んでみたり。自分なりの雨との付き合い方、見つけてみてくださいね。

てるてるぼうずとの約束、くまおの願いは叶うかな? いもとようこさんのやさしい絵も人気な『あした・えんそくだから』

「くりのきえんのおともだち」シリーズ

この書籍を作った人

いもと ようこ

いもと ようこ (いもとようこ)

兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、教員生活を経て絵本の世界に入り、独自のはり絵の手法を用いて、繊細で心温まる世界を展開している。『ねこのえほん』(講談社)『そばのはながさいたひ』(佼成出版社)で2年連続でボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。『いもとようこ うたの絵本T』(講談社)で同グラフィック賞受賞。

雨はきらい、でも水浴びはしたい! こわがりやの小鳥、今日はどんな一日になる? 擬音語も楽しい『ことりのみずあび』

この書籍を作った人

なかがわ ちひろ

なかがわ ちひろ (なかがわちひろ)

1958年生まれ。東京藝術大学卒業。子どもの本を中心に翻訳家として活躍するとともに作家・画家として絵本や童話作品を数多く手がけている。『どうぶつがすき』(あすなろ書房)で日本絵本賞翻訳絵本賞、『天使のかいかた』(理論社)で日本絵本賞読者賞、『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞。翻訳作品に『ふしぎをのせたアリエル号』(徳間書店)『ちいさなあなたへ』(主婦の友社)『せかいでいちばんつよい国』(光村教育図書)など、絵本や童話に『のはらひめ』(徳間書店)『めいちゃんの500円玉』『ハンカチともだち』(ともにアリス館)『すてきなひとりぼっち』(のら書店)「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)「プリンちゃん」シリーズ(理論社)「まほろ姫」シリーズ(偕成社)など。そのほかに『おえかきウォッチング 子どもの絵を10倍たのしむ方法』(理論社)、カモを育てた体験をもとにした『カモのきょうだい クリとゴマ』(アリス館)がある。

ざーざー雨の中、くるりんとん!『かさちゃんです。』とよたかずひこさんが贈る、カラフル&リズミカルな「たのしい いちにち」シリーズ第3弾

  • かさちゃんです。

    出版社からの内容紹介

    かさちゃんがぱっと開くと、ほかの色とりどりのかさたちもやってきました。ぴちゃぴちゃとんとん、ぴちゃとんとん、かさちゃんぞろぞろ……。雨さんがやんだら風さんがひゅるりんひゅ〜とやってきて…。

「たのしい いちにち」シリーズ

この書籍を作った人

とよた かずひこ

とよた かずひこ (とよたかずひこ)

1947年宮城県生まれ。早稲田大学第一文学科卒業。主な作品に『でんしゃにのって』などの「うららちゃんののりものえほん」シリーズ全3巻、『バルボンさんのおでかけ』などの「ワニのバルボンさん」シリーズ全5巻、『ブップーバス』などの「あかちゃんのりものえほん」シリーズ全4巻(以上アリス館)、『やまのおふろ』などの「ぽかぽかおふろ」シリーズ(ひさかたチャイルド)、『どんどこももんちゃん』[第7回日本絵本大賞]などの「ももんちゃんあそぼう」シリーズ、『おにぎりさんがね・・』などの「おいしいともだち」シリーズ(以上童心社)がある。紙芝居作品に『でんしゃがくるよ』『もみもみおいしゃさん』(以上童心社)などがある。

お留守番の日、次々と雨宿りに訪れるお客さん。アリの家族、ハリネズミ、ネコやクマ……ついには雨まで押し寄せて……空想ふくらむワクワクの一冊『あめのひに』

  • あめのひに

    出版社からの内容紹介

    あるあめの日、女の子がひとりでおるすばんをしていると、「トントントン!」とドアをたたく音がしました。アリの家族、ハリネズミ、ネコやクマなど、つぎつぎとあまやどりにやってきました。しかし、あめはちっともやみません。ますますはげしくふってきました。ついに、へやのなかにあまみずがおしよせてきました。みずはどんどんあがってきて、みんなでやねうらべやへあがると......

雨の日は、だるまちゃんを英語で読んでみようかな!『英日CD付 英語絵本 だるまちゃんとかみなりちゃん It’s a Funny Funny Day』

「英日CD付 英語絵本」シリーズ

この書籍を作った人

かこ さとし

かこ さとし (かこさとし)

加古里子1926(大正15)年福井県武生町(現・越前市)生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。1959年から出版活動にかかわり、1973年に勤務先を退社後、作家活動とともに、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめた。また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障がい児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補習校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行った。『だるまちゃんとてんぐちゃん』『かわ』(福音館書店)、『からすのパンやさん』(偕成社)、『富士山大ばくはつ』(小峰書店)など、500冊以上の児童書の他、『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など著書多数。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞。

一粒のみずたまが姿を変え、さまざまな生き物と出会う地球の旅へ。洗練されたイラストも魅力の科学絵本『みずたまのたび』

  • みずたまのたび

    みどころ

    「わたしは ちいさな みずたま」という言葉ではじまる、水の絵本。
    スイスの作家がコンピューターグラフィックで美しく描く本書は、いわゆる「科学絵本」のイメージからはちょっと離れた印象です。

    ネコが水を飲んだ、ボウルの底にひとつぶ。
    残ったみずたまは、
    「そうだ、たびに でかけよう!」
    小さな粒になり、空に舞いあがります。
    雲といっしょに旅をして……高い山にぶつかり、雪の結晶になります。
    地上でまたみずたまに。地表をすべりおりて地下へ。
    水脈から川へ、海へ。
    旅はさらにつづきます。

    「みずたまに もどった わたしは、
    へんてこな石の うえに おちた。」

    詩的でシンプルな言葉を、みずたまの旅を味わうように、ゆっくり声に出して読んでみてください。
    洗練された色彩、動植物のフォルムがあざやか。
    どのページを開いても、控え目ながら、どこか生き生きとしたグラフィックが印象に残ります。

    『ぼくはここで、大きくなった』で2009年にフランスの「科学の本」賞を受賞。
    作者のセンスを感じる、アートの趣のある科学絵本です。

こめ?まめ?かめ……?『そらからふるものなんだっけ?』お父さんの真似をしてみたかみなりちゃんに地上は大騒ぎ!

  • そらから ふるもの なんだっけ?

    みどころ

    雲の上でお留守番しているかみなりちゃん。
    ちょっと憧れのとうちゃんの真似をしてみたくなります。
    たいこをどん!
    「えーと… なんて いうんだっけ?」

    あれあれ大変、かみなりちゃん。
    なにを降らすのか忘れちゃったの…!?

    「そうだ!
     まめ ふれ まめ ふれ、どんどこどん!」

    あーーーやっちゃった。
    すると、空の上からは
    「ぽつぽつ ぽつぽつ ぽとぽと ぽとぽと…」
    色んな種類のお豆さんがたくさん降ってきた!!
    少し違うよね?

    「そうだ!
     こめ ふれ こめ ふれ、どんどこどん!」

    …そうじゃなくて。

    「かめ ふれ かめ ふれ、どんどこどん!」

    これじゃあ、地上も大騒ぎです。
    そろそろ正解を思い出してあげて、かみなりちゃん。

    「そうだ こんどこそ!」

    頼むよ、かみなりちゃん。
    こんな調子でちゃんと「あれ」を降らすことはできたのでしょうか。

    作者は「ばけばけばけばけ ばけたくん」シリーズで大人気の岩田明子さん。この作品も、またまたみんなで読んだら盛り上がりそうですよね。なにしろ、みんなが想像している斜め上の飛んでもないものが次々に落ちてくるんですから、たまりません。かみなりとうさん、早く帰ってこないかな…。

    みんなで笑いながら、かみなりちゃんの応援をしながら、このヘンテコなやり取りを存分に楽しんでみてくださいね。

この書籍を作った人

岩田 明子

岩田 明子 (いわたあきこ)

1967年、東京生まれ。1991年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業。2004年、子どもの本専門店「メリーゴーランド」(三重県四日市市)主催の「絵本塾」に参加。絵本作品に「ばけばけばけばけ ばけたくん」シリーズ、『とんねる とんねる』『どっしーん!』『どんどん くるくる(中尾昌稔・文)』『そらからふるものなんだっけ?』(ともに大日本図書)、『こちら たこたびょういん』(PHP研究所)、『はらぺこソーダくん』(佼成出版社)、『でてくる でてくる』(ひかりのくに)がある。

レインコートに傘、長靴もはいて、さぁ外へ!子どもの前に広がる雨の世界をいきいきと描く文字のない絵本『雨、あめ』

  • 雨、あめ

    みどころ

    レインコートを着て雨のふる庭へ飛び出していく喜び、クモの巣に光る雨のしずく、水たまりに広がる波紋、びしょびしょの体をふいて温かい飲み物を飲む瞬間、雨上がりの庭の澄んだ空気。
    画面隅々まで雨の日の楽しさ、美しさに溢れていて、いきいきと描かれた新鮮な世界が目に飛び込んできます。字の無い絵本。

この書籍を作った人

ピーター・スピアー

ピーター・スピアー (ぴーたーすぴあー)

1927年6月6日 オランダのアムステルダム生まれ。 有名なジャーナリストでイラストレーターでもある父の影響を受けイラストを描くようになります。 海軍で兵役を終え、オランダで雑誌記者をつとめた後、1952年にアメリカへ渡りニューヨークでイラストの仕事を始めます。以後100冊以上の絵本のイラストの作品を生み出しています。初めて文も手掛けた「きつねのとうさんごちそうとった」ではコールデコット・オナーブック、「ノアのはこ船」では1978年コールデコット賞を受賞しています。 現在は奥さんのキャサリンさんとロングアイランド在住。

テーマ:雨を楽しむ絵本

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< 2023年4月 新刊&おすすめ絵本

文:竹原雅子 編集:木村春子

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