どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本
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出版社エディターズブログ
2023.05.10
“梅しごと”とは、梅の実でさまざまな食べ物、飲み物をつくる手仕事の総称。「やってみたいけど、実際にやったことはない」という方も多いのではないでしょうか。
野紀子さんが文と絵を手がけた『はじめての梅しごと 梅シロップをつくろう』は、そんな方にこそぜひ読んでほしい1冊。「手順はできるだけシンプルに、そして失敗なく仕上げられるように」考え抜かれてつくられた本作について、野さんにたっぷりとお話をうかがいました。
出版社からの内容紹介
「梅しごと」とは、古来から梅の実でさまざまな食べ物、飲み物を作ってきた手仕事の総称です。この本では、その中の「梅シロップ(梅ジュースとよばれることもあります)」の作り方を主に紹介します。梅の実を洗って砂糖とつけ込む、というシンプルなものですが、ひとつずつの工程すべて子どもでもできることで、保育園などで作ることもあるくらい、はじめての手仕事におすすめです。作りながらこの絵本を読めば、梅の実が実るために必要なことなどの知識も補えます。梅の実がどんな風にくふうされて食べられてきたのか、ほかの梅しごとや、梅シロップでできるおいしいもの、なども紹介。
この書籍を作った人
東京都生まれ。著作に『和の行事えほん(春と夏の巻)』『和の行事えほん(秋と冬の巻)』『着物のえほん』(以上あすなろ書房)、『やまからのてがみ』『はるのあしおと』『あおぞらとのはらのいえ』『ひとつぶのもりのたね』(以上「みのりのえほん」シリーズ 千世繭子・作 フレーベル館)など多数。現在、都内で絵画教室「小さな水彩塾」を主宰。
編集者さんから「梅シロップ作りを絵本にしたらどうだろう」というお話をいただいたとき本当に驚きました。わたしが梅シロップを作っていることをご存じないはずなのに……と。
そこで、これだけはお伝えしないと、という点にしぼって、ハチコ(と、呼んでます。かわいい呼び名でしょ?)に言わせることにしました。