新刊
どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  出版社エディターズブログ  >  「“梅しごと”はまったくはじめて」な人こそ読んでほしい『はじめての梅しごと 梅シロップをつくろう』野紀子さんインタビュー (偕成社)

“梅しごと”とは、梅の実でさまざまな食べ物、飲み物をつくる手仕事の総称。「やってみたいけど、実際にやったことはない」という方も多いのではないでしょうか。
野紀子さんが文と絵を手がけた『はじめての梅しごと  梅シロップをつくろう』は、そんな方にこそぜひ読んでほしい1冊。「手順はできるだけシンプルに、そして失敗なく仕上げられるように」考え抜かれてつくられた本作について、野さんにたっぷりとお話をうかがいました。

  • はじめての梅しごと 梅シロップをつくろう

    出版社からの内容紹介

    「梅しごと」とは、古来から梅の実でさまざまな食べ物、飲み物を作ってきた手仕事の総称です。この本では、その中の「梅シロップ(梅ジュースとよばれることもあります)」の作り方を主に紹介します。梅の実を洗って砂糖とつけ込む、というシンプルなものですが、ひとつずつの工程すべて子どもでもできることで、保育園などで作ることもあるくらい、はじめての手仕事におすすめです。作りながらこの絵本を読めば、梅の実が実るために必要なことなどの知識も補えます。梅の実がどんな風にくふうされて食べられてきたのか、ほかの梅しごとや、梅シロップでできるおいしいもの、なども紹介。

この書籍を作った人

野 紀子

野 紀子 (たかののりこ)

東京都生まれ。著作に『和の行事えほん(春と夏の巻)』『和の行事えほん(秋と冬の巻)』『着物のえほん』(以上あすなろ書房)、『やまからのてがみ』『はるのあしおと』『あおぞらとのはらのいえ』『ひとつぶのもりのたね』(以上「みのりのえほん」シリーズ 千世繭子・作 フレーベル館)など多数。現在、都内で絵画教室「小さな水彩塾」を主宰。

これまで行事やマナーにまつわる絵本を手がけられていますが、今回「梅しごと」をテーマにしたきっかけは何でしょうか。

編集者さんから「梅シロップ作りを絵本にしたらどうだろう」というお話をいただいたとき本当に驚きました。わたしが梅シロップを作っていることをご存じないはずなのに……と。

編集者さんも長いこと梅シロップ作りを続けてきたと知って、その楽しさについて話がはずみ、ぜひ、子どもたちにも、梅シロップが仕上がっていくときのワクワク感を体験してほしい! と思い、絵本作りがスタートしました。

本作では、ハチさんたちが丁寧なワンポイントアドバイスをしてくれています。こういった細やかな目線は、野さんご自身の梅しごとのご経験が生かされているのでしょうか。

何年も自己流で作ってきていて、その間に起きたことをふりかえるうちに、読者に伝えたいことがどんどん増えてきました。
「こんなべつのやり方があるよ」「こんな時はこうしても、ああしても……」「発酵とはね……」など、あれもこれもと詰めこみすぎて、かえってわかりにくくなってしまいそうに……。
それでは梅シロップ作りは「難しそう、めんどうそう」と思われてしまいます。詰めこみたがりを反省しました。

そこで、これだけはお伝えしないと、という点にしぼって、ハチコ(と、呼んでます。かわいい呼び名でしょ?)に言わせることにしました。

続きは、偕成社ウェブマガジンへ

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