ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)
SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。
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絵本紹介
2023.06.07
2023年6月18日(日)は父の日です。皆さんは父の日の由来を知っていますか? 父の日の発祥は母の日と同じくアメリカ。1909年にソノラ・スマート・ドットという女性が「母をたたえる日があるならば、父をたたえる日があるべきだ」と牧師協会へ嘆願したことで、1910年にはじめて父の日の式典が開催されたそうです。
今年の父の日の贈り物はもう決まりましたか? 「パパ、いつもありがとう!」という気持ちは皆さん伝えていると思います。なので今回は記事で紹介している絵本を持って「パパ、絵本読んで!」と言ってみませんか。絵本は親子をつなぐ楽しいコミュニケーションツール。父の日の思い出を絵本を囲んで作ってくださいね。
みどころ
フローはカモの女の子。でも、他の子とちょっと違うみたい。カモの子がしないといけないことは色々あるのに、フローはどれもやらないのです。それどころか、いけないことほどやりたくなっちゃう、やんちゃな子。
ある日、フローはお父さんと一緒にジェナおばさんのおうちへ行くことになりました。ちゃんとついてくるようにと真剣に言うお父さんにも、フローは「オッケー」と軽い返事です。うーん、だいじょうぶでしょうか……。子どもの軽い返事ほどあてにならないものはありません。我が家の息子も「それはやったらだめだよ」と言っても、「うん、わかった!」と明るく返事をした次の瞬間、早速やらかしているということがよくあります。さっきの返事はなんだったのと突っ込みたくなります。
さて、いよいよ二人の出発です。お父さんは意気揚々と「ついておいで フロ〜」と歌いながら先導します。
「ついておいで のぼるよ〜」
「ついておいで くだるよ〜」
最初はちゃんとついていきましたが、お父さんの歌がつまらなくなったフローは、自分で歌を作って歌い始めました。そして歌っているうちにお父さんの後をついていくのを忘れ、池や遊園地の中を楽しそうに進んでいきます。
ところが、そんなフローを狙って、キツネのロキシーが後を付けてきました。慌ててお父さんを探すフローは、お父さんの歌を思い出します。お父さんの歌の通りに進めばきっとお父さんに会えるはず! すぐ後ろに迫るロキシー、一生懸命歌いながら逃げるフロー。ハラハラする展開に、夢中になること間違いなし!
フローの冒険を楽しんだ後は、フローのいいところ、よくなかったところにも注目してもう一度読んでみると、親子それぞれに発見がありそうですよ。
この書籍を作った人
絵本作家であり、イラストレーター、アニメーション・ディレクター、ウェブ・デザイナーなど多彩に活躍。はじめての絵本作品である『アランの歯はでっかいぞー こわーいぞ』(BL出版)で、2017年、V &A イラストレーション賞を受賞。ほかの作品に『ホッキョクグマと南極のペンギン』『もぐらのモリスさん おうちにかえりたい!』『クリスマスツリーをかざろう』(以上、BL出版)など多数。イギリス、マンチェスター在住。
この書籍を作った人
福島県に生まれる。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト。絵本の翻訳に『プレストとゼストリンボランドをいく』(岩波書店)、『ベンソン先生にあたしはきっと★はもらえない』『おっこちてきた』(光村教育図書)など多数。
出版社からの内容紹介
ゴリラのとうちゃんは、森のおくでくつやをしている。みんながあるといいなと思うくつを作ってくれるので、いつもお客さんがいっぱい。チーターには早く走れるくつを、シロクマには氷の上でも冷たくないくつを、キリンには足が長く見えるくつを作り、みんなは笑顔に。それを見ていた息子のゴリラがうらやましくなって、自分のほしいくつをとうちゃんにお願いすると……。仕事を通して、父と息子の関係を描いた絵本です。
この書籍を作った人
1978年大阪府生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。20歳の時にボローニャ国際絵本原画展を見て、独学で絵本を作りはじめる。絵本「サルくんとお月さま」で絵本作家としてデビューしたのち、フランスの出版社Le petit lezard社より絵本「CACHE CACHE」をはじめ、日本だけでなくフランスやイタリアなどで数々の絵本を出版。以降絵本の世界にとどまらず、テレビ、雑誌、企業広告、商品パッケージ、店舗デザインなどあらゆるメディアで活躍の場を広げる。今後の活躍が最も期待されつつある、日本人絵本作家の1人。読んだ人が絵本の世界に入り込め、登場人物の想いや言葉が空間に浮かんでくるような絵本作りを心がけ、たとえ言葉が通じなくても、子どもから大人まで世界中の人びとに想いと感動が伝わるような絵本作りを目指している。
出版社からの内容紹介
眠たい時には、小さな背中をとんとんとん。失敗した時には、やさしく肩をぽんぽんぽん。言葉はいらない。父と子の「てのひらのあいさつ」。
この書籍を作った人
1958年生まれ。東京藝術大学卒業。子どもの本を中心に翻訳家として活躍するとともに作家・画家として絵本や童話作品を数多く手がけている。『どうぶつがすき』(あすなろ書房)で日本絵本賞翻訳絵本賞、『天使のかいかた』(理論社)で日本絵本賞読者賞、『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞。翻訳作品に『ふしぎをのせたアリエル号』(徳間書店)『ちいさなあなたへ』(主婦の友社)『せかいでいちばんつよい国』(光村教育図書)など、絵本や童話に『のはらひめ』(徳間書店)『めいちゃんの500円玉』『ハンカチともだち』(ともにアリス館)『すてきなひとりぼっち』(のら書店)「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)「プリンちゃん」シリーズ(理論社)「まほろ姫」シリーズ(偕成社)など。そのほかに『おえかきウォッチング 子どもの絵を10倍たのしむ方法』(理論社)、カモを育てた体験をもとにした『カモのきょうだい クリとゴマ』(アリス館)がある。
出版社からの内容紹介
今日は早く帰ると約束したのに、夜遅く帰ってきたお父さん。
「どうしてこんなに遅かったの?」
眠い目でたずねる子どもたちに、パパは奇想天外な言い訳を聞かせてくれます。
世界のすべてのお父さんに代わる愉快な言い訳、世界のすべてのお父さんに向けたあたたかい応援のメッセージがこもった絵本。
出版社からの内容紹介
パパは、ゴリラぐらい強くって、カバくんみたく楽しいんだ。パパは、おどりもうまくって、歌うこえはピカイチで、くまちゃんみたくかわいいよ。だけど、それだけじゃない、パパのすごいとこ…。ぼうやとパパの、愛いっぱいのユーモラスなお話。
●国際アンデルセン賞受賞画家
この書籍を作った人
1946年、イギリスのシェフィールド生まれ。リーズ美術大学でグラフィックデザインを、医学関係の説明図を専門に描く。グリーティングカードの制作にたずさわったのち、絵本作家としてデビュー。『すきですゴリラ』(あかね書房)と『どうぶつえん』(平凡社)で2度のケイト・グリーナウェイ賞に輝き、2000年には国際アンデルセン賞画家賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を受けて活躍している。ほかの主な作品に、『ボールのまじゅつし ウィリー』『シェイプ・ゲーム』『森のなかへ』『かわっちゃうの?』『びくびくビリー』『うちのママって 素敵なの』(評論社)などがある。
この書籍を作った人
翻訳家。英米の絵本や物語の翻訳を手がける。おもな絵本の翻訳に『ずーっと ずっと だいすきだよ』『まじょとねこどんほうきでゆくよ』『グラファロ―もりでいちばんつよいのは?―』『スパーキーとスパイク―チャールズ・シュルツとせかいいちゆうめいなイヌのおはなし―』(すべて評論社)などがある。