のりもの好きな子大集合!
絵本紹介
2023.12.28
新型コロナウイルスが5類に移行して、はじめての年末年始。今年は今まで控えていた帰省や旅行、親戚の集まりなどが昨年よりも活発に行われることが予想されます。遠くの親戚に久しぶりに会ったり、海外への旅行を計画しているご家庭もあるのではないでしょうか。
お出かけといえば、目的地での観光もそうですが、やっぱり移動も楽しみのひとつ。特に乗り物大好きな子どもは、あこがれの列車や新幹線、飛行機に乗れると目を輝かせることでしょう。目的地に着くまでのワクワク感を高めてくれる乗り物絵本をお供にすれば、さらに期待も高まります。
長時間の移動が退屈になってしまっても、本を開けば一気に本の世界へ。長距離移動の疲れからもちょっと解放されるかもしれません。
楽しいお出かけから帰った後も、乗り物絵本を開いて「この新幹線に乗ったね〜」「次はこの乗り物に乗って出かけたいね〜」と親子の会話も弾むことでしょう。
出版社からの内容紹介
まりちゃんとお父さんは、秋田新幹線E6系「スーパーこまち」で、雪景色の秋田から大曲、盛岡を経て東京までを旅します。まりちゃんは、新幹線に乗るのは初めてです。
大曲駅までは、奥羽本線の線路の隣を走ります。大曲駅で進行方向を変えるため、席は後ろ向きで出発です。しばらくすると、大曲駅に着きました。ここで、向きを変え、田沢湖線を走ります。大曲駅を出ると、雪がどんどん強く降ってきました。山を越えると、雪はやみ、遠くに白鳥が飛んでいるのが見えました。しばらくして、盛岡駅に到着。ここで、E5系「はやぶさ」と連結します。盛岡駅を出たE6系「スーパーこまち」とE5系「はやぶさ」は、これからいよいよ時速300キロで、東京駅へと向かいます。……
冬景色の中を本当に旅しているような気分にさせてくれる、楽しい新幹線絵本です。「スーパーこまち」の赤いボディーが、絵本の中で、ひときわ美しく輝いています!
この書籍を作った人
1969年東京生まれ。主な絵本作品に、『巨大空港』、『飛行機しゅっぱつ!』『新幹線しゅっぱつ!』『路線バスしゅっぱつ!』(以上、福音館書店)、『はこぶ』、『みつけた!こんちゅう』(ともに教育画劇)、『そらのうえのそうでんせん』『まよなかのせんろ』(ともにアリス館)、『しゅつどう!しょうぼうたい』(金の星社)、「はしる!新幹線」シリーズ(PHP研究所)、『ヘリコプターのぷるたくん』『ちかてつのぎんちゃん』(ともに小学館)ほか多数。
みどころ
日本で最初の新幹線は、1964年に誕生した0系車両。「だんごっぱな」と呼ばれる丸い鼻の先頭車両で、東海道・山陽新幹線を2008年まで44年の間走り続けました。そして、2015年3月の北陸新幹線開通に合わせて作られた新車両、E7・W7系。東京・金沢間450.5kmを走ります。
この絵本は、0系からE7・W7系まで、歴代の新幹線が大集合!本は前からも後ろからも読めるようになっているので、歴史を進んだり遡ったり、登場年順に車両の変遷を辿りながら楽しめます。
見開きごとに、それぞれの車両が紹介されます。掲載されている情報は、座席数、はしった年、距離、はしる場所と名前(列車名)。そして、「ここがすごい!」コーナーには、車両の新しく取り入れられた技術や設備の解説が、分かりやすくコンパクトにまとめられています。例えば、九州新幹線開通時に登場した800系の車両は、火山のある場所を走るため、700系をもとに車体に火山灰や砂埃が入りにくいように作られていること、また、新しいE7・W7系では、地震時すぐにブレーキがかかるようになっていること、すべての座席に設置された電源コンセント、などなど「すごい!」ポイントがたくさん。走る区間も路線図で表示されていて、車両の実際活躍している区域がイメージしやすいのも楽しいですね。
大きく載っている迫力の写真は、鉄道写真家の持田昭俊さんの撮影によるもの。土地の風景を背景に走る新幹線の美しい写真は、新幹線ファンでなくとも見とれてしまいます。実際見に行ってみたい!と心くすぐられてしまった方は、どの区間で撮影されているかページの路線図の表示をチェックしてみてくださいね。
その他、ドクターイエローなどの検査車両や、現在試験中の最新車両、北海道新幹線H5系や西九州ルートフリーゲージトレイン、そして「ゆめの新幹線」リニア中央新幹線L0系、さらにはテストのための歴代の試験車両にも触れています。
鉄道好きや新幹線に興味を持つ子どもたちにぴったりの充実した写真絵本。さあ、旅行の季節、この一冊で「ちび鉄」デビュー!はいかがでしょう?
出版社からの内容紹介
「かこさとし◆しゃかいの本」シリーズ、復刊第3弾!
夏休みにピッタリ! 鉄道好きにおススメの一冊です。
2017年に『だるまちゃん』50周年を迎えた、かこさとし。
そのかこ先生が、今から30年あまり前に描いた「かこさとし◆しゃかいの本」シリーズの1冊。昨年には同シリーズの『こどものとうひょう おとなのせんきょ』が大きな話題となりました。
今回復刊するのは、速い新幹線のいいところと、ゆっくりペースのローカル線のいいところを楽しく描いた絵本です。
お母さんと一緒に岩手のおじいちゃんの家に行くことになった、てっちゃん。
てっちゃんは新幹線(しんかんせん)に乗り込みます。速い新幹線を走らせるために働く人々や、乗客のために働くたくさんの人々、またお母さん・お父さんの世代には懐かしい食堂車も登場!
岩手の駅に着いて、今度はお迎えのおじいちゃんと一緒にローカル線(どんかんせん)に乗り換えです。
都市から都市へと走る、しんかんせん。都市と遠く離れた住まいを結ぶ、どんかんせん。どちらも大切な役割をもっていることが、良くわかる一冊です。
遠く離れた地方に住む人びとの生活と、都市を結ぶキズナとなっていた支線は、経済的に赤字だからとして、廃止されようとしています。
恐ろしいことは育児や教育の場でも新幹線が讃えられ、鈍カン線は見すてられているという事です。
かこさとし
この書籍を作った人
加古里子1926(大正15)年福井県武生町(現・越前市)生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。1959年から出版活動にかかわり、1973年に勤務先を退社後、作家活動とともに、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめた。また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障がい児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補習校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行った。『だるまちゃんとてんぐちゃん』『かわ』(福音館書店)、『からすのパンやさん』(偕成社)、『富士山大ばくはつ』(小峰書店)など、500冊以上の児童書の他、『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など著書多数。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞。
出版社からの内容紹介
線路・道路を自由につなげられるパズルができました。36枚のピースをつないで、自分だけの街をつくろう!消しゴム素材の「でんしゃ」と「トラック」がついているので、つくった線路や道路の上を走らせて遊べます。ピースは柔らかく厚みがあり、立体に組むこともできます。プレゼントにもおすすめ!
出版社からの内容紹介
ハンドルを立たせて運転ができる!
イラスト部分も立たせることができるので、臨場感たっぷりな運転ごっこが楽しめます!
ハンドルは左右に動かすと、実際にウインカーがピカピカ光ります。
また、7種類の車モードから好きな車を選べ、パトロールカーやバス、レーシングカーなど、その車に合ったアクセル音、ブレーキ音、クラクション音に変わります。
幅広い年齢層に楽しんでもらえるように、2種類のゲームから自分のレベルにあったゲームを選んで遊べます。
端午の節句・お祝い・こどもの日のプレゼントにおすすめの絵本です。
【メロディ:2曲収録】
・くるまにゆられて(ラ・クカラチャ)
・The Wheels On The Bus
【端午の節句・お祝い・こどもの日ギフト】