超おもしろい、腸の世界を探検しよう!
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- 学べる
絵本紹介
2024.02.22
子どもは風の子。寒さなんて気にしない、とにかく外で遊びたい!そんな気持ちはよくよくわかるけれど、大人には寒さが堪えるこの季節。できればおうちで過ごしたい……。
そんなお互いの欲望がぶつかる寒〜い日に、楽しいおはなし絵本はいかがですか?
空想の世界なら、じごくのおいしいパン屋にも行けるし、おふろの航海を楽しめるし、冷蔵庫の食べものたちのおしゃべりも聞こえてくる。ギョウザをおいしく焼くおとうパン(おとうさん?)に出会えるし、一人でも公園の大そうじにチャレンジできる。どこにでも行けちゃう、なんでもできちゃう。驚いたり笑ったりドキドキしたりしていたら、いつの間にか体もぽっかぽか!
読み終わってもまだまだ空想が広がっていくのが、おはなし絵本のおもしろさ。実際にパン屋や公園に行ったり、お風呂に入ったり冷蔵庫を開けたり、絵本を読んだ後の子どもたちの目にはどんな世界が映るのでしょう。おしゃべりもたっぷり楽しんでみてくださいね。
出版社からの内容紹介
じごくから おとどけ! 「おにパン」のお味はいかが?
【おいしい! わらえる! 笑顔になる絵本】
えんま様にたのまれて、じごくのパンを広めるために人間の世界にやってきた「おにのパンや」たち。パンが売れないとじごくに帰れない! はたして、人間の心をつかむ美味しいパンを作れるのか……!?
≪編集者のおすすめコメント≫
お話の主人公は、おっちょこちょいの「あかおに」、食いしんぼうの「あおおに」、そして生意気な「ねこおに」。このズッコケな3人が繰り広げるじごくのドタバタ珍道中に、笑っちゃうこと間違いなし。さらに、大活躍する謎のキーマン「じごくの かまどおやじ」にも注目です。塚本やすしさんの描く、なんだか憎めないキャラクターと迫力満点なイラストが最高な1冊!
この書籍を作った人
東京都出身。 主な絵本に『とんかつの ぼうけん』『このすしなあに』『とうめいにんげんのしょくじ』 (以上、ポプラ社)、『おでんしゃ』(集英社)、『いきものとこや』(アリス館)、『42本のローソク』『ありがとうございます』(以上、冨山房インターナショナル)、『つちのこをさがせ!』(新日本出版社)、『じごくわらしがくるぞ!』(マイクロマガジン社)、『にじゅうおくこうねんのこどく:二十億光年の孤独』(谷川俊太郎・詩/小学館)、『そのこ』(谷川俊太郎・詩/晶文社)、『焼けあとのちかい』(半藤一利・文/大月書店)など多数。『しんでくれた』(谷川俊太郎・詩/佼成出版社)で第25回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞、『やきざかなの のろい』(ポプラ社)で第6回リブロ絵本大賞・第9回ようちえん絵本大賞、『戦争と平和を見つめる絵本 わたしの「やめて」』(自由と平和のための京大有志の会・文/朝日新聞出版) で第7回ようちえん絵本大賞など、受賞多数。 日本全国の図書館やイベント会場、書店等で読み聞かせやライブぺインティングを行っている。
みどころ
おとうパンはオニイパンとオジョウパンが大好き。ふうふう言いながら一緒に遊んだり、二人の大好きなギョーザを汗だらだらで焼いてあげます。オニイパンとオジョウパンが喜ぶと、おとうパンも上機嫌。だけど、ある時おとうパンはこんなことを言われてしまいます。
「おとうパンって おっさんくさいな」
それを聞いたおとうパン、ナウいヤングになるために、かっこいい友だちに相談し、かっこいい姿に変身するのですが……。
体が丸くて、大きくて。いつも汗をかいているけど、餃子を焼くのが上手でおもしろい。こんなおとうパン、やっぱりいいよね。親子3人の熱くて面白くて美味しいお話です。
みどころ
湯気でよく見えないけど、ここはおふろ。見えてきたのは、おふろ大好きおふろうくんです。おや、大きな船がやってきた。船の上で手を振っているのは? おふろうくん。おふろのへりで釣りをしているのは? それもおふろうくん。
うわあ、おおきなたこが釣れたよ……と思ったら、それはたこじゃなくてお父さん! おふろうくんとお父さんのおふろの冒険はまだまだ続きます。雨の中で踊ったり、潜水艦でもぐったり。
「ふう……」
おさきにしつれい、また明日。最初から最後まで、ずっとごきげん。毎日のおふろをめいっぱい楽しむおふろうくんのお話を描いているのは100%ORANGE。2007年に発売されていた絵本の嬉しい復刊です。船長さんになったり、釣り人になったり、たこみたいなお父さんと一緒に頭にタオルを乗っけたり。あれれ、おふろってこんなに自由で楽しいところだっけ?と思わせてくれるはず。
さあ、かわいいかわいいおふろうくんと一緒に。今日もおふろの世界にいってらっしゃい!
この書籍を作った人
1996年ころから100%ORANGEとして活動を開始。イラスト、絵本、漫画など幅広く活躍中。『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』(岩崎書店)で第13回日本絵本賞大賞受賞。絵本の作品に『スプーンさん』『コップちゃん』(文・中川ひろたか、ブロンズ新社)、『ぶぅさんのブー』(福音館書店)、『グリンピースのいえ』(教育画劇)、『ねこのセーター』、『まる さんかく ぞう』(文溪堂)などがある。
みどころ
れいが公園に行くと、仲良しのいきものたちが怒っています。昨日の夜に開催された花火大会を見る人たちが捨てていったゴミで、辺り一面がいっぱいになっていたのです。
「れいちゃん、公園がゴミだらけだから、ぼくたちひっこすよ」
「え? ちょっとまって!」
どうしよう……れいは一人で悩みます。その時、池の中にかえるさんがいっぴき。たまごが心配で動けなかったのです。それを見て、れいはある決心をします。それは?
誰かのためを思ったら、悩んでないで、まず行動にうつす。そんなれいちゃんの行動を見ていると、元気が出てくるようです。おそうじ隊長としてのれいちゃん、それは頼もしい姿です。ほらほら、困った時はみんなが助けてくれるよ。
「ばいばいー! またあした、遊ぼうねー!」
よかったね、れいちゃん。
この書籍を作った人
新潟生まれ。東京育ち。武蔵野美術短期大学、文化服装学院卒。子育て中に絵本と出会い、あとさき塾を経て絵本作家に。作品に『ゴマとキナコのおいもほり』PHP研究所、『レミとソラ』教育画劇、『ごっこやさん』くもん出版、『にだんベッドだいすき!』『ももとこもも』(宮崎祥子・作)岩崎書店など。絵本に関連したワークショップも行っている。
出版社からの内容紹介
どうなるアイスクリーム!? がんばれ、ヨーグルト! すごいぞカステラ! 真夜中の冷蔵庫で食べものたちが大奮闘!
アイスクリームを入れた冷蔵庫のドアを開けたまま寝てしまったお父さん。溶けはじめたアイスを守ろうと、食べ物たちが大奮闘!やがて冷蔵庫の中で大騒ぎが始まって……。韓国で累計20万部突破の大人気シリーズ、待望の翻訳!
文:竹原雅子 編集:木村春子