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- ためしよみ
絵本紹介
2024.08.30
毎年、9月1日は「防災の日」、そして8月30日から9月5日までは「防災週間」です。今、日本ではさまざまな災害が身近で起こっています。直近では8月8日から15日まで南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表がありました。そして8月最終週は台風10号が日本列島を縦断しています。
いつ、どんな災害が襲ってくるかわからない今だからこそ、大切なのは日頃の防災への意識と十分な備えです。
小さいお子さんと一緒に親子で防災について考えるきっかけとなる作品を集めました。防災週間の間に、ぜひ、ご家族で災害が起きた時の対応や避難経路、家族で集合する場所など絵本を見ながら、話し合ってみてくださいね。
出版社からの内容紹介
日本の地震の歴史を振り返るための本です。日本では、今までどのような地震がおこってきたのでしょうか?歴史に残る最古の地震、679年の筑紫地震から、2019年の山形沖地震まで、地域ごとに地図で紹介。おもな地震は、地震の大きさや被害などをくわしく解説しています。
豊臣秀吉をおそった1586年の天正地震、徳川幕府をゆるがした安政江戸地震など、地震大国である日本は、地震が歴史をうごかしてきたこともままありました。当時の人が書いた日記や記録から、当時の様子も紹介しています。
過去の地震を知ることは、大切な防災方法のひとつです。自分のくらす地域で過去にどんな地震があり、どんな被害があったのか、まず知ることからすべてがはじまります。
みどころ
「あ、ゆれてる!?」地震を感じたら、どうしよう。そうだ! いつでも持って逃げられる「おまもりリュック」を作ろう!
みおちゃんは黄色いリュック。はるとくんは赤いリュック。ママとパパと一緒に、「ないと困る大事なもの」を入れていくよ。水やアメ、長持ちするパンやレトルト食品。レインコートや下着の着替えもね。意外と忘れちゃいそうな、マウスウォッシュやゴミ袋、簡易トイレや……。絵本みたいな、楽しいものも必要だよね。
地震などの災害に備えた防災リュックを、子どもが背負える「おまもりリュック」として紹介した絵本。みおちゃん・はるとくんが準備をしていくストーリーで、子どもにとって大事なものがよーくわかります!
他にも記名の大事さや、収納場所など、小さな本書の中に、貴重な情報がいっぱい。薄めのボードブックタイプで、手軽に持ち運びができます。「おまもりリュック」と一緒にしまっておいて、時々持ち物と合わせてチェックするのもいいかも!
子どもがひとりで持ち運びできる、最低限の分量が基本になっているので、家族全体には足りないかもしれません。でも、「これくらいの分量ならできそう」と、気軽な準備の第一歩が踏み出せそうで、その点でもおすすめです。
おうちで読めば、きっと「おまもりリュック、作ってみようか」と楽しい気持ちで取り組めます! かわいくて親しみやすい防災絵本です。
出版社からの内容紹介
けんちゃんは小学校3年生、ゆうちゃんは1年生です。
今日、学校で消防士さんの話を聞いて地震の避難訓練をしました。
おかあさんに、その話をすると、
おかあさんは自分が小学生の時に大きな地震にあったことを話しはじめました…。
地震がおきたらどうしたらいい?
おとうさんやおかあさんはそばにいる?
しょうぼうしさんはたすけてくれる?
地震の時は子どもたちも自分で自分の身を守らなくてはいけない―神戸のひとりの消防士の思いが絵本になりました。
神戸市消防局の企画・協力のもと、子どもたちに、まず何をすべきかをわかりやすく伝えます。
ふだんから、地震の避難場所や、ばらばらになったときの集合場所を家族で確認しておくことが大切です。
そのほかにも、備えておいたほうがいいもののリストや、普段からの心構えなどを情報ページにまとめました。
緊急連絡先を書きこめるカードもつけています。
この書籍を作った人
金澤麻由子
神戸市生まれ 京都嵯峨芸術大学大学院修了(最優秀賞) 2015年より神戸芸術工科大学 映像表現学科 所属 手描き絵画の魅力を絵本 映像アニメーションや先端技術を用いた体験型アートなどで表現する。 「てんからのおくりもの」(射水市大島絵本館 2012)で絵本「ごんぎつね」の作家である黒井健氏らによるコンクールで文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞し、絵本作家デビューした。 のちに、処女作「ぼくぱぐ」(出版ワークス・河出書房新社 2014)が出版され、たちまち重版となり、続々と海外翻訳本も多数出版することになった。 また、著者にとって異色の防災絵本「地震がおきたら」(BL出版 2017)は5刷目を迎え、多くのご家庭で「自分の身は自分で守る」教材としても広く読まれている。 それ以外も出版を次々と生み出し、海外翻訳本へと拡大しつつ、現在も新作を生み出している。 ・「ポワン」出版ワークス・河出書房新社 2015 ・「てんからのおくりもの」出版ワークス・河出書房新社 2016 ・「十二支のはじまり」ナーチャーウィズ 2018 【主な個展】 ・2018年に外務省派遣芸術家に選出され「日本ブランド発信事業」で日本的なアートやKAWAIIについての基調講演および展示を以下のヨーロッパ3カ国で行なった。 キエフ工科大学(ウクライナ)、王立工科大学(スウェーデン)、ベオグラード第八高校(セルビア) ・「動く絵画〜うつろい いろは〜」アンデルセン公園子ども美術館 2015 ・「動く絵金澤麻由子」ヤマザキマザック美術館 2014 ・「MOVING IMAGES-EXISTENZ-METAPHER」」Shinseido Tokyoberlin ArtBox(ベルリン)2014 【主な展覧会】 ・「 Imaginarium 2018: Into the Space of Time.」 Singapore Art Museum(シンガポール)2018 ・「ワンダフルワールド」東京都現代美術館 2014 ・「グランプリ受賞/第1回Kawaii+大賞展 」スパイラルガーデン 2012 ・「文化庁メディア芸術祭神戸展」デザインクリエイティブセンター 2012 ・「奨励賞受賞/神戸ビエンナーレアートインコンテナ国際コンペティション」2011
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出版社からの内容紹介
「お風呂にいるときに地震が起きたらどうする?」
「川で遊ぶときの、大事なルールは?」
「エレベーターで地震が起きたら…?」
いま、子どもに知っておいてほしい、大切な「ぼうさい」のお約束をシールで学べるワークです。
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★本書の構成
1.防災の心構え・準備
お部屋の片付け
防災リュックの中身 など
2.災害別のお約束
地震・・・地震がおきたら頭を守ろう/トイレ・お風呂など、シーン別のお約束 など
火事・・・「お・か・し・も」のお約束 など
雷・・・雷が来たらどこに逃げる? など
大雨・強風・・・大雨・強風のときは、傘はささない など
水難・・・川遊びのおやくそく など
津波・・・地震のあとは海・川から離れよう/命が危険な津波の高さ など
3.避難
公衆電話の使い方
避難時の服装 など
4.やってみよう
『ぼうさいポーズ』
『ぼうさいてちょう』 など
★ほぼ全問題が、シール問題!
難しそうに感じる防災知識も、楽しくシールを貼りながら覚えることができます。
手を動かして答えることで、ただ読むだけより、しっかり知識が身につきます。
出版社からの内容紹介
地震、津波、台風、大雨、大雪、雷、竜巻、火事……。
災害がおこったとき、自分がいつ、どこにいても、安全な場所へ逃げられるように具体例をまじえながら学んでいこう! 身をまもるための知識がつく一冊。
【おもな内容】
身のまわりには、どんな危険があるのかな?/災害から身をまもろう/テレビで「地震がくる」っていっているよ!/学校やビルのなかにいるときに地震がおこったら?/外にいるときやのりもののなかで地震がおこったら?/海や川のそばにいるときに地震がおこったら?/地震にそなえよう/災害にそなえて準備をしよう/台風がくるぞ!/大雨がふるぞ!/海や川、がけの近くは危険がいっぱい/大雪がふってきた!/台風や大雨、大雪にそなえよう/避難所でのすごしかた/ゴロゴロ……かみなりがなっているぞ!/たつまきがくるぞ!/火事がおこらないように気をつけよう/災害についてのあれこれ/災害はいつでもおこる!
みどころ
消防士が消防車に乗っているのを見かけることはありますが、消防署内での様子を見る機会はなかなかありません。そんな普段の様子を知ることができるのが『かっこいいな しょうぼうし』です。たくさんの写真と共に消防士の1日が詳しく紹介されています。
消防士の朝は、消防車の前に集まってあいさつをすることから始まります。そしてそのメンバーが次の日の朝まで仕事をします。夜になったら終わり、ではないのです。
朝のあいさつの後も消防車の点検や訓練など、やることがいっぱい。こんなにたくさんの備えをしているからこそ、いざと言うときに迅速な対応ができるんですね。
気になる消防署の中は、見開きのイラストで紹介されています。ホースを干すためのホースタワーや訓練室など、アスレチックのように見える消防署ならではの設備に、子どもは「楽しそう」とつぶやいていました。その気持ち、わかります。私も子どもの頃、2階から1階へ降りるための滑り棒を見て「消防署って遊具があるんだ!」とワクワクしたものでした。
みんなの安全を守ってくれる消防士は、やっぱり今も昔も憧れの職業です。普段からしっかりと準備してくれていることへの感謝の気持ちが合わさって、読む前と読んだ後とでは、子どもたちの「消防士ってかっこいい」の一言に込められた気持ちがグッと変わってくるのではないでしょうか。
この書籍を作った人
1970年広島生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。鉄道写真専門のフォトライブラリー「レイルマンフォトオフィス」代表。JRや私鉄各社のポスターやカレンダーの撮影をはじめ、TV出演や講師・講演など幅広い分野で活躍中。既存の枠にとらわれず新たな発想と独特の感性で鉄道を捉え続けている。主な著作物に写真集「魅惑の夜感鉄道」、エッセイ「僕はこうして鉄道カメラマンになった」(共にクラッセブックス)など。「新幹線大集合! スーパー大百科」(成美堂出版)や「はやいぞ! しんかんせん」(永岡書店)など、絵本の著書や監修も多数。