え、ちょっとうそでしょ。こんなの。 いくら耳が長いからといって、これで「うさぎ」だなんて。
だって、体中がしましまだよ。 虎模様だよ。獰猛な顔して獲物にとびかかってるよ。 体中に斑点のあるこのうさぎなんて、ひょうひょうとした表情で木の上にいるよ。
……そうなのです。 このうさぎたち、みんな「うそうさぎ」なのです。
うそはエスカレートしていきますよ。 耳は長いけど、体はかばの「かばうさぎ」。 うそじゃ!こんなうさぎ、「うさぎへび」。
だけど、不思議。耳があるだけでちっとも怖くなくなる「うさぎゆうれい」、ちょっと崇高な雰囲気すらある「うさぎだちょう」、もはやアートな「うさぎピカソ」。これは面白いことになっています。ほらほら、子どもたちだってお腹を抱えて笑ってますよ。
「うそ」も使い方次第で、こんなヘンテコリンだけど新しい世界を生み出しちゃうのです。いつもは叱られてばかりのあの子も、いつも怒ってばかりのお母さんも、知らない才能を開花させちゃうかもしれませんよ。さあさあ、大人も一緒に自分の「うそうさぎ」、作ってみよう!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
耳が長いからといって「うさぎ」とはいえません。虎模様の「うさぎとら」や、体はかばの「かばうさぎ」そして「うさぎゆうれい」までページをめくるごとにおかしな「うそうさぎ」が登場します。「うさぎピカソ」もいますよ。多彩な表現を駆使して楽しく、美しく表現された「うそうさぎ」たち。ちょっとおかしなことばといっしょに、お楽しみください。そして自分の「うそうさぎ」もぜひ作ってみてください。
図書館から借りてきて、5歳と10歳の娘たちと読みました。
次々出てくる、嘘くさいうさぎたちに、
私も娘たちも、「うっそ〜?!」と叫びまくりました(笑)。
最初は「えぇ〜?!」と思っていたのですが、
段々なんだか楽しくなってきて…ニヤリ(^^)☆
ホント、「なんじゃこりゃ〜?!」な感じだったんですが、
最後のうさぎには…やられた!(^▽^)
だまされた(?)と思って読んでみてください。
次女は、「うさぎゆうれいなんて怖くない!」と言っていました。
私は「うさぎつき」がちょっとツボでした(^^)。 (ゆりわんちゃんさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子5歳)
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