本作は新井氏が得意とする低年齢向けの絵本です。保育園などのよみきかせでも好評な、『ツリーさん』『ハッピーハロウィン!』『ぽかぽか』『みずたまりちゃん』に続く、季節感を感じられるキラキラカバー付きの赤ちゃん絵本です。 今回は、夏の風物詩である『花火』がテーマ。小さい子どもたちでも親しみやすい、動物をかたどった花火が次々と発射されていく、という繰り返しで構成されています。一番の見どころはなんといっても、花火の特徴をとらえた、驚きの「しかけ」です。この作品は、上にページをめくっていく上開きの絵本ですが、花火のページは、片観音になっているのです。最初にページを開くと、動物が花火を「発射」、さらにその片観音ページを上に開ければ花火が「開花」する、という二段構えの展開は、まさに花火そのもの。まるで実際に花火大会に行ったかのような、臨場感あふれるしかけです。 花火は大きく描かれているので、おはなし会でも見ごたえ抜群。屋内でも、花火を見た気分になれる、とても楽しい絵本です。1さいから〜。
動物にちなんだ、とてもかわいらしい花火が夜空に咲く素敵な絵本でした。
けれども、息子も娘も、花火よりも「たーまやー」、「かーぎやー」の掛け声のほうがおもしろかったようです。
二人とも絵本に合わせて声を出してくれました。
新型コロナウイルスの影響で、花火大会が恋しい今日この頃です。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子3歳)
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