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大きな柿の木のある家で双子が生まれ、一人が柿の木の苗木と共にもらわれていくことになった。表題作ほか代表的な中編4編収録。
我が家には大きな柿の木があります。今年は木に登って、何百もの柿を採りました。その時、壺井栄さんの柿の木のある家というタイトルが浮かびました。だからこの本を久しぶりに読ませて頂きました。これは何よりもひじょうに奥深いお話です。私はこのストーリーの世界を通して、あらためて人生というものを考えました。私は壺井栄さんの大ファンでこのお話も何度も読ませて頂いていますが、何十年もの歳月が流れても宝石のように光っています。素晴らしいの一言に尽きます! (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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