「あっ! みーつけたっ!!」 学校からの帰り道、ぼくは、ものすごいものを見つけた。 それは・・・ライオンみたいな石。 「そうや、ええこと かんがえた!」 家に持ってかえって、色をぬると、ほら。 つよそうな ライオンやで。
ぼくは、次の日も、その次の日も、見つけた石をひろって帰る。 ひろって、一生懸命色をぬる。 雪の日も、風の日も、天気がいい日も、雨の日も。 毎日毎日、見つけた石をポケットに入れて持って帰った。 カバみたいな石、背の高いキリンみたいな石、可愛いペンギンみたいな石。 とうとうポケットが破れてしまうくらい。
「ぼく」が石を集める理由とは・・・? 後半の思いもよらない展開に、読者は驚きとともに、 その少年の健気でひたむきな思いに触れることになります。
この作品には、「ぼく」と家族が見つけた「思いやり」「愛情」「幸せ」「家族の絆」、そういった目には見えない素敵なものがつまっています。 そして、大島妙子さんの描くのびのびとした大らかな絵が、「ぼく」の誰かを想う優しい気持ちを読者に伝えてくれます。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
学校からの帰り道、ぼくは、ものすごいものを見つけた。 「そうや、ええこと かんがえた!」 ぼくは、毎日毎日、みつけた石をひろって帰った。 「ぼく」が石を集める理由とは? 少年の健気でひたむきな思いに心あたたまる絵本。
★光村教育図書創立50周年記念出版
親である大人の私が読ませていただきました。
主人公のぼくは,学校の帰り道に石を見つけ家に帰り色を塗りさまざまな動物を作ります!
この絵本を見た子供は同じことを真似したくなるでしょうね!
と,ここまではよかったのですが。。
「病院に行く?」そうなんです。
このぼくが石でたくさんの動物達を作っていた理由は。。
親である私は,お母さんの涙にもぼくの優しさにもうるうるしてしまいました(涙)。
そして最後のページ!本当によかった〜!!!
優しい気持ちになる絵本でした。 (まゆみんみんさん 30代・ママ 女の子4歳)
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